竜馬がゆく(八)
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先ほど、NHK大河ドラマ「龍馬伝」最終回が終わりました。
大河ドラマを全話見たのは久しぶり、とても感慨深いです。
あわせて、大河ドラマにあわせて読んでた「竜馬がゆく」も読み切りました。
「世に生を得るは、事をなすにあり」
大政奉還。
竜馬はついに事をなした。
竜馬は早速、新政府案を作成する。
が、その中に維新最大の功労者竜馬の名前がない。
なぜかと問う西郷隆盛に対し、
「世界の海援隊でもやりましょうかな」
と答える竜馬。
なんという痛快さ!
思わず手を叩くことを禁じ得ない。
「竜馬がゆく」の中で最高に痛快なシーンだ。
司馬遼太郎は、常にこの場面を思い浮かべながら執筆してたそうだ。
私利私欲があっては誰もついてこないし、事はなせない。
権力のためにやってきたんじゃない。
世界に飛び出したいから、窮屈な日本を変えたんだぞと。
が、その1ヶ月後に、あっけなく暗殺されてしまいます。
本書の最終ページに書かれてるように、竜は天へ帰った。
天に意思がある。としか思えない。
天が、この国の混乱を収拾するためにこの若者を地上にくだし、
その使命がおわったときに惜しげも無く天へ召しかえした。
感慨深いです。
折りをみては何度も読み返してきた本書。
何度励まされたことか。
よく、今の日本は幕末になぞらえられるが、まさにその通り。
諸外国から領土を狙われ、ビジネス面でも新興国の勢いに押されっぱなし。
それは、政府が既得権者を守るためだけの非効率な制度を守り、
志のある企業、若者のことを考えない政治をしているからだ。
とても日本の国のことなんぞ考えていない。自らの党のことしか考えていない。
竜馬は、ことあるごとに言っていた。
「アメリカの大統領は下女の給金の心配をするという。日本の将軍はそういうことをしたことがあるか。この一事を持って幕府は倒すべきである」と。
日本の首相も下女の給金の心配をしたことはあるか?
この一時を持って倒されるべきかもしれない。
我々も幕末の志士のごとく、志をいだき、古い体制を打ち壊し、新しい日本を作っていこうではないか。
このままでは本当に日本はヤバいだろうから。
(参考)
「竜馬がゆく」の過去のブログ記事はこちら
http://pub.ne.jp/TakeTatsu/?search=21722&mode_find=word&keyword=竜馬がゆく
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