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動員の革命 〜ソーシャルメディアは何を変えたのか

公開日: :

私のような普通のオッサンにとっては、津田大介さんについては、その金髪という外見が先行し、ホリエモンみたいなIT系の兄ちゃんというイメージで、よくわからないけどTwitterで有名な人ということしか知りませんでした。
そういう私が、このたび、津田さんの著書を初めて手に取りました。

TwitterやFacebookなどのソーシャルメディアは、
アラブの春、震災復興などに見られるように、
社会を変革したいと思う人間を「動員」するツールだという見識になるほどと頷きました。


90年代中旬頃のインターネット黎明期から、いずれインターネットにより直接民主主義が実現し、市民主導の社会になると言われ続けましたが、最近やっとSNSのおかげで、それが実現しつつあります。
インターネットにより、情報を独占していた者は淘汰され、
SNSにより、私たちは実際に行動をとりやすくなりました。

ウォールストリートを占領できる。
政府だって倒すことができる。
自治体に頼らずとも自分の手で困った人を支援できる。
マスコミに頼らずとも、自ら情報発信ができる。

さて、
私がTwitterを始めたのは、
2009年7月20日の日経新聞の一面の記事を見て

大統領選の結果を巡る混乱が続くイラン。
国家の情報統制をかいくぐり、抗議メッセージを伝えたのはミニブログの「 Twitter(ツイッター)」だった。
「何でこのデモをもっと報道しないんだ!」
SNSで情報が米国に広がると、今度はニュース専門テレビ局のCNNが突き上げられた。
(日本経済新聞2009.7.20朝刊より)

Twitterは個人に大きな力を与えてくれるものだと思い、即日Twitterを始めました。
そのときの私のブログ。Twitterなるものへの手探り感を感じます。
http://pub.ne.jp/TakeTatsu/?entry_id=2301164

そして、アラブの春。
ついにSNSは1国の政府を転覆させたことは記憶に新しい。
あのころは、私もTwitterでチュニジア、エジプトの人への応援メッセージを書き込んでました。
自分も世界の歴史の一端に触れられているという妙な連体感がありました。
そのときの私のブログ。SNSの大いなる可能性に興奮してる様子が伺えます。
http://pub.ne.jp/TakeTatsu/?entry_id=3426387

そして、震災。
ケータイやメールはつながらずとも、Twitterやfacebookは支障がありませんでした。
それに情報はテレビよりも速かった。
一方で悲惨な映像、衝撃映像で視聴者の興味をひこうとするテレビに幻滅し、テレビを消して、ネットを情報源としました。
それ以来、テレビはほとんど見なくなりました。
情報はSNSの方が早いから特に不便ないですしね。

さらに、震災を機に日本人の意識が大きく変わりました。
ボランティアとデモ。
それを加速させたのが、SNSの動員力です。
いつかは、日本でも欧米のレイブ(Rave)のように、デモそのものがクールなもので流行の発信源になれば、政治を老人から若者の手にある程度引き戻すことができるのではないかと思います。
SNSが政治を変えるに違いない。

最後に、津田氏は、SNSの未来に、金融を挙げられてます。
個人間送金とクラウドファンディング。
なかでも、私はクラウドファンディングにはとても興味を持っています。
クラウドファインディングとは、個人間で資金面を支援する仕組み。
何かを始めるために資金を集めたい人が、サイト上でそのプロジェクトの説明をし、共感を得た人間が、資金を支援するという仕組み。
私は、READYFORというサービスをよく利用してます。
私の微々たる資金が、具体的に生きたお金として使われることに大きな価値を感じます。
READYFORのサイトはこちら
https://readyfor.jp/
余談ですが、
クラウドファンディングではないですが、マイクロファイナンスのKIVAもよく利用してます。
これは、途上国の人たちへの個人間融資。(寄付ではない)
KIVAはこちら
http://www.kiva.org/

このように、今までは、情報や資金の流通経路という個人と個人をつなぐ重要なものには中間者がいたため、スムーズに流れず干渉をうけていましたが、これらをSNSが個人に開放してくれることで、個人が本当の自由を手に入れることができるのはないかと感じます。
いままでは、自分1人が何かやったところで何も変わらないから、何もしないという社会でした。
しかし、今や
「自ら動くことで多くの人の共感を得られ、社会が少しずつ変わっていくかもしれない」
という希望を感じる時代になってきました。
個人の手で社会をよりよい方向に変えることができる。
それを実現させるのが、ソーシャルメディアなのだと思います。

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