大金持ちをランチに誘え!
公開日:
:
本
本屋に行けば、山のように自己啓発本や成功本が溢れてます。
・一瞬で人生が変わる本
・1億円稼げる7つの法則
こんな感じのタイトルで、私たちを煽って買わせます。
読んだら、なんだか自分にも出来そうな気になって、アドレナリンが沸騰します。
が、翌日になったら、すべて忘れてしまいます。
読んでる最中は、ポルノ雑誌を読むかのごとく興奮するのですが、読み終わったらすぐにしぼんでしまうので、最近はこういう自己啓発本のことを「キャリアポルノ」と呼ぶようです。
まあ、成功する人が、このような本を読む訳がないですけどね。
今回ご紹介する
「大金持ちをランチに誘え!」
この本も、そんなキャリアポルノの一種かもしれません。
ですが、いろいろ参考になったので、備忘録として、ここに残します。
大金持ちをランチに誘え! 世界的グルが教える「大量行動の原則」 ダン・ケネディ,枝廣 淳子 東洋経済新報社 |
ちまたには、いろいろな成功法則があります。
本書でも、いろいろな事が書かれていますが、
成功に至る唯一の法則は、この1点だけです。
ナイキでおなじみの言葉、
Just Do It!
行動しろ!ってこと
こんな自己啓発書を買って、どうやったら成功できるだろうかって、ウジウジ考え、さえない人生を送ってる人は、
ただ動いてないだけ。
自ら動くこと。
失敗しても失敗しても動き続けること。
シュートがはずれても、ひたすらシュートを打ち続けること。
可能性があれば、あれこれ考えて時間を無駄にするんではなく、
やれることは、すべて「同時に」やること。
それも大量に。
本書では、
「大量行動の原則」
と呼んでます。
もう1つ、大事なことは、
「ガルシアへメッセージを届ける」
ことができること。
これは、アメリカのある逸話から来てる言葉で、
「成功しか信じないこと」の例え。
1898年のアメリカ=スペイン戦争時、
米国大統領は、キューバのガルシア将軍へ重大な連絡をとる必要がありました。
しかし、ガルシアはどこにいるか分かりません。
そこで、ある人物にそのメッセージを託したのですが、
その特命を受けた人物は、何をたずねるでなく、不平を言う訳でなく、即座に行動を起こし、ガルシアへメッセージを届けました。
というような逸話。
思い浮かべてみましょう。
自分が指示して、
即座に「はい、分かりました」と言って行動する人は、
簡単なことのようで、実際には、なかなかいません。
逆な立場でもそう。
僕だったら多分、
「ガルシアってどこにいるんですか?」
「なんで、私がしなきゃいけないんですか?」
「そんなの無理です」
って答えるもしれません。
何も言わずに、即行動を起こし、黙々と任務を遂行する人間が、どれだけ必要とされているか。
そして、私たちはそのような人間を信頼します。
自戒をこめてそう思います。
部下が動かないと思う以前に、
自分も、自分の上司からそう思われてるだろうに。
簡単そうで難しいですが、
成功する人間の特徴の1つ
「ガルシアへメッセージを届けることのできる人物」
それを知っただけでも、本書を読んだ価値がありました。
ad
- Tweet
-
この記事が気に入りましたら、ぜひTwitter、facebookボタンをお願いします。
ブログを書くモチベーションになります。よろしくお願いします。
ビットコイン投げ銭ウィジェット
関連記事
-
ロジカル・シンキング
私は分厚い提案書が嫌いです。 特に、パワーポイントを使って、ゴシック体の大きなフォントの太字ばかり
-
チーズはどこへ消えた?
毎朝、新聞やニュースを見てると、 この世の中はもの凄いスピードで変化しているにもかかわらず、 私
-
全ての女性と、引っ込み思案の方に捧げる。〜FacebookのNo2シェリル・サンドバーグの 「Lean In」を読んで
人生3冊目の洋書を読了しました。 今さらですが、去年のベストセラー Fa
-
世紀の空売り 〜世界経済の破綻に賭けた男たち
世紀の空売り 今までいろんなサブプライム関係の本読んだけど、これが一番わかりやすいし面白い。 難解で
ad
- PREV
- 銃・病原菌・鉄
- NEXT
- 幸せってなんだろう? 映画「イントゥ・ザ・ワイルド」に教えてもらったこと