40代中年文系オッサンの IoTへの道(その3)~ Arduino + ソラコムLoRaWANで温度データをアマゾンのクラウドAWSのS3へ送ってみた
公開日:
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最終更新日:2018/09/09
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※ 私は IoTやIT全般に関してはスーパー初心者です。記載内容、言葉の使い方がおかしいところが多々あると思いますので、ご指導・ご鞭撻いただければ嬉しいです。
IoTを理解するために、「実際に作って見るべ」と一念発起した40代中年の文系のオッサンです。
これまでの履歴
〜 IoT電子工作体験キット(ソラコム+ラズベリーパイ)でIoTデビュー
~ Arduino + ソラコムLoRaWANで 温度データをクラウドに投げ可視化してみた
前回は、温度センサーで拾ったデータを、クラウドに送って、グラフで可視化しました。
ソラコムのHarvestというサービスだと、一から自分でUIを作らずとも、すぐにグラフとかでセンサー取得データを可視化できるので、とても便利です。
とはいえ、クラウドに投げたデータを、自分で作ったアプリケーションで利用してみたいので、どっかの任意のクラウドサービスへJSON形式とかで送ることはできないかググって調べました。
色々ググって見ると、どうやらソラコムのSORACOM Funnelというサービスが良いらしいです。
Funnelは、デバイスからのデータを特定のクラウドサービス(AWS IoT、Amazon Kinesis Stream、Amazon Kinesis Firehose、Microsoft Azure Event Hubs、Google Cloud Pub/Sub)に直接転送することができます。
と言ってもよく分からないので、とりあえず手を動かします。
ググって出たこのサイトを参考にしました。
【新機能】SORACOM Funnelを使ってLoRaゲートウェイからのデータをAWSに流す
http://dev.classmethod.jp/hardware/sending-lora-data-by-using-soracom-funnel/
このブログによると、どうやら、センサーで取得したデータをソラコムを通じ、Amazon Kinesis Firehoseを経由し、AWSのS3というクラウドのストレージに保存することができるようです。
イメージ図 (ソラコムのGitHubにあった図を元に色々加工)
で、
やって見ました。
約1時間後
AWSのS3を開くと、
my-kinesis-firehose-1-2017-06-15-10-14- ・・・・・・・・
my-kinesis-firehose-1-2017-06-15-10-19- ・・・・・・・・
というファイルが続々と作成されています。
なんらかのデータは受信していることは間違いないです。
では、ちゃんと温度データが送られているのか、そのファイルを開いてみます。
おお、ちゃんと、JSON形式でデータが送られてます。
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 |
{ "operatorId": “XXXXXXXXXXXX”, "timestamp": 1497522258094, "destination": { "resourceUrl": "https://firehose.us-east-1.amazonaws.com/XXXXXXXX”, "service": "firehose", "provider": "aws" }, "credentialsId": "soracom_to_aws", "payloads": {"date": "2017-06-15T10:24:14.145953", "gatewayData": [{"date": "2017-06-15T10:24:14.145953", "rssi": -107, "snr": 1.8, "gwid": “XXXXXXXXX”, "channel": XXXXXXXXX} ], "data": "7b2274223a32322e36307d", "deveui": “XXXXXXXXXXXXXXXX” }, "sourceProtocol": "lora", "deviceId": “XXXXXXXXXXXXXXXX” } |
このデータの意味するとこはソラコムの公式サイトにのってます。
https://dev.soracom.io/jp/docs/funnel_detail/
なるほど、”payloads” に送信データが格納されてるようです。
dataの値は
“7b2274223a2322e36307d”
この16進数はこれだけだと何を意味してるか分かりませんので、
テキストに変換しますと、
{“t”:22.60}
というJSON形式のテキストが現れました。
Arduinoに「気温:22.60度」というデータを送るようにプログラムしてましたので、ちゃんとS3にも送られてることが確認できました。
SORACOM Funnel のおかげで、こんなに簡単にセンサーの情報をクラウドに投げることができるのです。(ソラコムの回し者ではありません)
以上、なんとかAWSのS3に保存する方法がわかりました。
これで一気に世界が広がりました。
今後は自分オリジナルのアプリケーションへ、センサー取得データを活用する道が開けたということです。
ではでは。
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