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人生は一瞬一瞬の積み重ね〜『6才のボクが、大人になるまで。』を観て

 

 

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今年の映画賞レースの大本命と言われている「6才のボクが、大人になるまで。」を観ました。

 

12年間、同じ俳優が家族を演じたという点が話題になっています。

6才の男の子がハイスクールを卒業するまでの12年間の家族の物語を時系列に綴っていきます。

日本では「北の国から」とか「渡る世間は鬼ばかり」など同じ俳優が家族を演じる長寿TV番組があり目新しいことではないと思うかもしれませんが、「北の国から」などは都度作品を公開しています。

しかし、本作は1つの映画作品として、12年の撮影が終わったあとに初めて作品を公開できるというしろものですので、その大変さはすごいものだったと思います。

本当に完成するのだろうか、途中で俳優が死んだり、非協力的になったらどうしようという不安があっただろうに。

そんな気の遠くなるようなプロジェクトを完遂した監督、スタッフ、俳優に驚きを隠しえません。

 

 

 

2000年のヒット曲コールドプレイの「イエロー」で映画は始まり、ドラゴンボール、ハリーポッター、iMac、iPod、Wii、レディガガ、フェイスブックなどのカルチャーをちらりと見せ、911、サブプライム、オバマ大統領戦などの世相も織り交ぜながら、アメリカという国の苦悩の2000年代は、普通(?)のアメリカ人の家族にとって、どう見えていたのか、その当時の雰囲気を体感することができます。

映画のストーリーに特に大きな抑揚はなく、たんたんと流れていくのですが、自分が少年といっしょに成長し、自分に重ねたりして、3時間という長い上映時間はあまり気にはなりませんでした。

 

 

 

本作は、人生、家族とは何か、いろいろ考えさせます。

 

子供がみな大学入学が決まり、母親が「人生は思ったより短かった。あとのイベントは葬式だけ」と嘆くシーンに、人生の短さを思います。

 

また

「人生はそのときそのときの一瞬一瞬が付いて回るものだ」

といったセリフがあります。

まさにそのとおりだと思います。

 

そして、

主人公が父親の長話を遮って

「その話の要点は?」と聞くシーンがあります。

父親は答えます。

「要点などない。思いつくままに話してるだけだ」

 

まさに人生も一緒。

 

人生とは、何か意味のあるものではなく、難しく考えるものではない。

 

一瞬一瞬が積み重なり、

本能のおもむくままに生きている。

 

ただそれだけのことなのかもしれません。

 

 

 

 

P.S.

80年代洋楽ファンにはたまらない、あのチャーリー・セクストンが出演してます。

彼は渋い中年になってます。感涙。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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