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プリンスの思い出

公開日: : 音楽 ,

 

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プリンスが亡くなった。

享年57歳。

 

日本でいうと、そろそろ定年、セカンドライフという時に。。。

 

 

 

僕がプリンスを知ったのは、

1983年、小学生6年生の時

兄貴が録画してた「ベストヒットUSA」で見た「1999」

 

当時の小学生の僕の感覚では、変な人という印象。

それよりも、バックバンドの女性がエロいのが気になった。

 

 

 

 

 

そして、本格的に洋楽にハマりだした1984年、僕は中学1年生。

マドンナなど80年代ポップス全盛の頃、

彼はとても異彩を放ってた。

 

プリンス最大のヒット曲 「ビートに抱かれて」という意味不明な邦題の「When doves Cry」を初めて聞いた時のショック。

 

これって曲なの?

こんな曲が大ヒットするんだ。

大ヒットする曲って、マイケルジャクソンのスリラーとか、ヴァンヘイレンのジャンプとかフットルースとか、そんなポップなものという意識だった自分に、どこか得体の知れないものを見た感触だった。

理解できないけど、なんとか理解しようとする、ちょっと背伸びをした自分がいた。

 

それに、微妙にエロいPVも思春期の僕には刺激が強かった。

 


Prince – When Doves Cry (1984) 投稿者 retrospective1

 

 

この曲が入ってるアルバム「パープルレイン」は全米チャート24週連続1位という大ヒット、

破ったのは、ブルース・スプリングスティーンのBorn in th USA

 

今思うけど、1984年という年はすごい年だった。

マイケルのシングル「スリラー」(アルバムは82年から売れ続けてる)、プリンスの「パープルレイン」、マドンナの「Like a Virgin」 ブルース・スプリングスティーンの「Born in the USA」などなど

 

その頃はiPhoneもなく、CDもないレコードの全盛の時代。

1番近いレンタルレコード屋「黎紅堂(れいこうどう)」は電車で20分の隣町。

1番近い電気屋ダイイチ(今のエディオン)は自転車で20分。

 

レコードプレイヤーはもちろんミニコンポすら持っていない僕は、ラジカセだけが唯一の音楽を聞く手段。

音楽の情報は、FENから流れるケイシーケイソンの全米トップ40、小林克也のベストヒットUSA、FMステーションという週間誌から得てた。

 

「パープルレイン」は、同級生のたけしくんが持ってたレコードからマクセルのクロームタイプの46分のカセットテープにダビングしてもらった。パープルレインに合わせて、紫色のカセットテープを選んだ。

 

 

パープルレインは擦り切れるまで聴いた。

初めて、外国人の音楽のアルバムを聴く自分、これが大人の入り口なんだと思った。

 

 

 

 

 

 

 

プリンスのすごいところは、多作なところ。

1年に1作のペースでアルバムをリリースしてた。

ポップなんだけど、どこか1、2年先を行ったような斬新な音楽。

それでいて、大衆にも受ける。

アルバムが出るたびに毎回新しい感覚を教えてもらった。

田舎のダサい中学生だった僕は、その音楽性、その感覚を理解しようとした。

プリンスのおかげで、背伸びをすることができた。

 

その頃は、マイケルジャクソン派かプリンス派って言われてたけど、

そういうカテゴリーでは、僕はプリンス派だった。(マイケルも好きですよ)

普通の人は、プリンスは気持ち悪いとか言ってた。

プリンス派はマイノリティー、少数民族だった。

大手を振って僕はプリンスが好きなんだて言えない雰囲気があった。

 

でもこれって、1950年代にプレスリーのことを下品、1960年代にビートルズを不良と言ってた人と同じ感覚だったような気がする。

自分が理解できないカルチャーに出会った時に眉をしかめるようになったら、自分は体制派になったのか老化したんだということを自覚した方がいい。

今や中年となった僕も気をつけたいことだ。

常に感覚はオープンに。

 

 

90年代以降、社会人になった僕はプリンスから遠ざかった。

プリンスという名前を捨て、名前を記号にしたとか、相変わらず面白いことをやっていた。

メインストリームではなくなったけど、常に作品を発表し続けてると耳に入ってきた。

 

 

 

 

 

そして、今回の訃報。

 

最近は忘れていた昔憧れていた人の訃報を聞いたような感じだ。

 

僕の思春期の思い出が、プリンスの多くのヒット曲とともに脳内に再生された。

 

 

 

ありがとう、プリンス

 

合掌。

 

 

 

 


Prince – Purple Rain (1984) 投稿者 retrospective1

 

 

 

 

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