真実の愛とは、永遠に続く辛い人生を共有すること 〜『イット・フォローズ』を観て

『イット・フォローズ』という映画を観た。
題名通り、「それ」がつけてくる。
「それ」は、ゆっくりとつけてくる。
「それ」に捕まったら殺される。
「それ」から逃れるには、誰かとセックスをすること。
そうすれば、「それ」は自分ではなく、セックスした相手をつけるようになる。
しかし、セックスした相手が「それ」に殺されると、自分に戻って来る。
こんな設定の映画。
「リング」とか「呪怨」のような日本のホラー映画のような設定で、低予算映画ながらアメリカでスマッシュヒットを飛ばしてると評判だった。
で、
見終わった感想。
イマイチ感が拭えない。
ホラー映画ではあえてそうするケースは多々あるが、場面に合ってない音楽が耳障り。
展開がダラダラしすぎ。
真剣なのか、ウケを狙ってるのか、中途半端。
主人公に危機感が足りなく、恐怖感が伝わってこない。
えっ、そんな終わり方なのとの残尿感。
アイデアは面白かっただけに残念。
結局「それ」の正体は何だったのだろうか?
「それ」は何の比喩だったのだろうか?
私たちは常に「それ」に追われている。
過去にあった「それ」はいつか現実に再燃するかもしれない。
セックスすることは相手を深く愛し、相手の「それ」を引き受けること。
安易なセックスに対する警告なのかもしれない。
本当の愛とは、表面だけでなく相手の過去の因縁も何もかも全てを命がけで引き受ける覚悟が必要だということか。
と考えると、ラストは主人公たちにとっては、ハッピーエンドだと思う。
永遠に続く辛い人生を共有・共闘できる相手が見つかったのだから。
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