ベルリンをブラタツヤ(電動キックボードなど都市型モビリティのシェアリングサービス体験記)
公開日:
:
最終更新日:2019/08/23
ブラタツヤ シェアリングサービス体験, シェアリングサービス体験記, ブラタツヤ, ベルリン, 都市型モビリティ, 都市型モビリティ体験, 電動キックボード
7月初旬にベルリンに行ってきました。
目的はTOAというヨーロッパ最大規模のテックカンファレンスの参加。
その模様はこちらのブログご参照
TOAオフィシャル視察ツアー2019(その1:スタートアップ企業・イノベーション施設視察)
http://tatsuya1970.com/?p=13274
TOAオフィシャル視察ツアー2019(その2:TOA)
http://tatsuya1970.com/?p=13310
TOAオフィシャル視察ツアー2019(その3:最終日とツアー全体の感想)
http://tatsuya1970.com/?p=13320
ベルリンをブラタツヤ(グルメ編)
http://tatsuya1970.com/?p=13359
ベルリンをブラタツヤ(観光編1)
http://tatsuya1970.com/?p=13359
ベルリンをブラタツヤ(観光編2)
http://tatsuya1970.com/?p=13439
今回は、都市型モビリティのシェアリングサービス体験記です。
シェアリング電動キックボード
欧米に旅行した知人からは、電動キックボードのシェアリングサービス話題をよく聞いてたので、ずっと乗りたいと思っていました。
そして、ベルリンに到着して、現地の人が乗ってるのを見て、もう絶対乗るっきゃない。
電動キックボードは、数社乱立しており、私は実際にはVoiとLime2つのサービスを体験しました。
Voi

アプリを起動すると、キックボードがどこにあるかマッピングされます。

アプリをQRコードにかざすとロックが外れます。

ベルリンのシェアリングキックボードの動画 pic.twitter.com/v14WgIoxj3
— たつや@普通のサラリーマンに戻ったよ (@tatsuya1970)
うえーい!

最高時速は20キロ。
料金は1分約20円でした。
Lime

色が爽やか。
Voiよりオサレだと思います。

最近KDDIが出資、日本進出が話題です。
Tier
視察で訪れたDriveryというモビリティのスタートアップが集積しているコワーキング施設に入居していたのを見かけました。(こちらには乗ってません)

Circ
こちらも実際には乗っていません。
この写真はTOAでの展示の様子です。

CircのCEOはTOAで登壇されてました。
その時話された内容を抜粋しますと、
・キックボードが、歩くには長く、タクシーを利用するには遠い、2、3キロの都市内移動をターゲット。
・都会では移動の70%は2、3キロ。かつてセグウェイを皆欲しがったがそれをシェアする。
・ベルリンやヨーロッパでは競合他者が多いが、この業界はまだ黎明期で、検索サービス黎明期のグーグル、SNS黎明期のFacebookを例えに出し、サステナブルな企業が生き残るし、競合がたくさんいた方が業界が伸びると主張。。
・ロンドンなど世界中でキックボードを禁止している都市がたくさんあるが、サステナブルを重視する流れでそのうち世界中の都市計画は変わるはずだ。その時はマイクロモビリティ専用の車線が世界中でできる。だから競合が多くても気にしない。将来爆発的な需要が見えているので今のうちに。
キックボードは、ベルリンという都会の中を颯爽と駆け抜けることができるのですが、さすがに30分以上乗っていると疲れます。ちょっとしたガタガタ道でも手を取られそうで怖いです。石畳では死にそうになります。
後述する電動自転車「UBER JUMP」 の方が楽チンです。
しかし、電動キックボードに乗ってる優越感というか、ベルリンの街と一体になってる感が、自転車よりもキックボードを選んでしまう自分がいました。
(自分で何言ってるのか分からないw)
それに、特にプロモーションしなくても、普通に利用者が街中を乗ってくれること自体そのものが、「あれ、乗ってみたい」と思わせるプロモーションになっているようでした。実際に私は人が乗ってるのを見て乗りたくなりましたから。
シェアリング自転車
シェアリング自転車は、ベルリンでも中国のMobikeが圧倒的に多かったです。
(この写真では圧倒的感が伝わらない。。。それにサドルが取れてる不良品だし。。。)

中国ではMobike一択だった私はベルリンでは、MobikeよりもUberのシェリング自転車「UberJUMP」をよく利用していました。
というのが、Uber JUMPは電動自転車で、漕ぐ力を補助してくれるのでとても楽チンだからです。
キックボードで行くには遠いところは、UberJUMPを利用してました。

UberJUMPに乗ってるコスプレーヤー軍団
シェリングスクーター
これには乗ってませんが、スクーターにもシェアリングサービスがあります。

雑感
1、2年前、中国では一時期シェアリング自転車が空前のブームでした。
私も2年前に深センに初めて行った時は、観光よりも、まずはWeChatPayのアカウントを作り、Mobikeに乗ったほど、珍しかったです。
しかしながら、競合の乱立や放置自転車の問題で、最近は以前より下火になってると聞きます。(最後に中国を訪れたのが1年半前だから状況は全然変わってるかもしれないですが)
一方で、ベルリンでは、放置自転車、放置キックボードが目立たちません。
中国と同様、ベルリンでも乗り捨てできるのに、なぜカオスにならないのだろうか。
(2年前に中国で見た光景1)

(2年前に中国で見た光景2)

おそらく、自転車の数自体が少ないということと、そもそも駐輪禁止ゾーンでは乗り捨てできないようになっているところだと思います。
これは、キックボードVoiのアプリ画面です。

影で表示されているところでは、ロックはできません。つまり乗り捨てできません。一時的な駐車はできるのですが、ロックができないので、乗り捨てするには影の外に出ないといけません。
その他、真偽は不明ですが、進入禁止ゾーンではバッテリーが切れるタイプのサービスもあると聞きます。
これはUBER JUMPのアプリ画面。

Voiと同じく駐車禁止ゾーンが表示されています。
Voiと違ってロックすることはできますが、料金が25ユーロ上乗せされます。
1、2年前のシェアリング自転車の問題点を運用方法で改善しており、サービスをやりながら改善を繰り返していく様子に、その繰り返しの中にすら入れない我が国の現状を嘆きます。
と、日本でも早く電動キックボードが解禁されないかなあと思う一方で、日本ではそう簡単に行かないなあとも思います。
日本では、道路は自動車優先です。自転車専用レーンでさえ整備がおぼつかないです。
ベルリンでは、自転車優先ゾーンがあらゆるところに整備されており、厳格に運営されていました、中には電動キックボードのようなマイクロモビリティ専用レーンもありました。
道路は自動車優先という考え方を捨てないと絶対に無理だろうなあって絶望を感じます。
しかしながら、あのニューヨークのタイムズスクエアでさえ、自動車を排除できました。
(この記事抜粋)
道路は人間のためのものです。街の中における道路の占有面積はかなり広い。この貴重な不動産を車のためだけに使うというのはかなりもったいない話。それに、過去60年間あらゆる都市で渋滞緩和のために車線増設がなされましたが、一向に事態は良くならない。車線を増やして渋滞を解決しようとするのは、ベルトを緩めて肥満を解決しようというのと同じ。だから考え方を根本的に変えるべきなのです。
ニューヨークもできたのなら、日本でもできないわけはありません。
MaaS (Mobility As a Service)が日本でも注目されてます。
最適ルートを検索してキャッシュレスで決済するのがMaaSだという狭い範囲で捉えられることをよく聞きますが、個人的にはキックボードのようなラストワンマイルがカギになると思っています。
今後も電動キックボードに注目です。
これで、全7回に渡ったベルリン関係のブログを終了します。
ベルリンでの体験から多くの学びを得ることができました。
関係者の皆様方、本当にありがとうございました。
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