人を動かす
公開日:
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本
職場、学校、家庭、
人間関係で悩んでいる人は多い。
自分がハッピーになれるのは、
仕事の内容よりも、人間関係なんだと思う。
人間関係がうまくいっていれば、仕事も学校も楽しいはず。
今回紹介する本は、
先週のデールカーネギーの「道は開ける」に続き、
あらゆる自己啓発本の原点といわれる
「人を動かす」
「人を動かす」という題名から経営書と思われるかもしれないが、
どうすればよい人間関係を築き、他人に影響力をあたえることができるかということがテーマだ。
カーネギーはあらゆる書物を読み、名士にインタビューし、人から好かれる原則、人を動かす原則をうちたて、本書を作成した。
初版が1936年に発行、古めかしいところはあるが、70年間世界中の人々に読まれているという事実が、本書の凄さ、有益さを雄弁に語ってる。
では、簡単に照会しよう
【人を動かす原則】
1.盗人にも五分の理を認める
批判も非難もしない。苦情も言わない。
人を非難する代わりに、相手を理解するように努めよう
2.重要感を持たせる
他人の長所を伸ばすには、ほめることと、励ますことが何よりの方法だ。
上役から叱られるほど、向上心を害するものはない。
(チャールズ・シュワブ)
人の気持ちを傷つけることで人間を変えることは絶対にできず、
まったく無益である。
どんな人間でも、何かの点で、わたしよりも優れている
わたしの学ぶべきものを持っているという点で。
(エマーソン)
3.人の立場に身を置く
人を説得して何かやらせようと思えば、
口を開く前に、まず自分にたずねてみることだ。
どうすれば、そうしたくなる気持を相手に起こせることができるか?
まず相手の心の中に強い欲求を起こさせること。
これをやれる人は、万人の支持を得ることに成功し、
やれない人は、ひとりの支持者を得ることにも失敗する。
【人に好かれる原則】
1.誠実な関心を寄せる
友を得るには、相手の関心を引こうとするよりも、
相手に純粋な関心を寄せることだ。
他人のことに関心を持たない人は、苦難の人生を歩まねばならず、
他人に対しても大きな迷惑をかける。
人間のあらゆる失敗はそういう人たちの間から生まれる
こちらが心から関心を示せば、どんなに忙しい人でも、
注意を払ってくれるし、時間をさいてくれ、協力もしてくれるものだ。
友を作りたいなら、まず人のためにつくすことだ。
人のために自分の時間と労力をささげ、
思慮のある没我的な努力を行うことだ。
われわれは、自分に関心を寄せてくれる人々に関心を寄せる。
2.笑顔を忘れない
仕事がおもしろくてたまらないくらいでなければ、成功者にはなれない
まるでどんちゃん騒ぎでもしてるようなぐあいに仕事を楽しみ、
それによって成功した人々を何人か知っているが、
そういう人間が真剣に仕事に取り組み始めると、もうだめだ。
だんだん仕事に興味を失い、ついには失敗してしまう。
3.名前を覚える
4.聞き手にまわる
自分のことだけしか考えない人間は、教養のない人間である。
たとえ、どれほど教育を受けていても、教養が身につかない人間である。
5.関心のありかを見ぬく
6.心からほめる
常に相手に重要感を持たせる。
その他、
人を説得する原則
人を変える原則
幸福な家庭を作る原則
が紹介されています。
書いてある内容は、当たり前だと感じるかもしれませんが、
素直にそれを心に落とし込むことで、心の平安を感じることができるはずです。
悩める人、悩んでない人も、是非一度、本書を手にとり、
良好な人間関係を構築され、ハッピーになれればと思います。
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