クラウドソーシングでバングラデシュの人にWebサイトをリニューアルしてもらいました。
Ganges Delta / eutrophication&hypoxia
クラウドソーシングシリーズ第２弾。
第１弾はこちら
「クラウドソーシングを使って超格安で海外に仕事を発注してみました」
http://tatsuya1970.com/?p=3641
今日の私は凄く感動しています。
インターネットの素晴らしさに、凄く感動しています。
なぜかというと、それは、バングラデシュの人が、僕のウェブサイトを作ってくれたんです。
僕の人生を変えた本の１つトーマス・フリードマンの「フラット化する世界」が本当だったと確信が持てたからなんです。
日本経済新聞出版社
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では、ことの始まりから語ります。
前回クラウドソーシングの練習をした経験から、なんとか使えそうだとメドがたちました。
今回は、本当にやりたかったこと「自分の野暮ったいウェブサイトをリニューアルしてもらうこと」に挑戦しました。
さっそく、クラウドソーシングの oDeskで募集をかけます。
I need your help to redesign my website.
だれか３０ドルで僕のサイトをリニューアルしてちょ。
すると、わずか４時間で９名も応募がありました。
インド３人、バングラディッシュ３人、USA１人、パキスタン１人、エジプト１人。
この中から過去の仕事や評価を勘案し、バングラディッシュの人に仕事を頼むことにしました。
決め手になった点は、
・彼の評価は5点満点中4.9点と高得点
・過去した仕事を自身のウェブサイトで紹介してた
・バングラディッシュで何らかの賞をとったことがあるらしい
ってなところです。
いくらプロフィールに「俺はできる」って書いてあったとしても、実績が分からないと採用はできません。当り前のことだけど、自分に置き換えてみたら、海より深く反省します。少しは採用する人間の気持ちがわかりました。
仕事を発注したのは夜。
一晩寝て次の朝起きると、なんと既にHTML、CSSなどのファイルが納品されてました。
早い！
さて、気になる内容は、
凄い！
のひとこと。
リニューアル前
いかにも素人が作りましたって感じを醸し出してます。
リニューアル後
なんということでしょう。（ビフォーアフター風に）
http://tatsuya1970.main.jp/english.html
おお、クール！
画面のスライドが、カッコいい。
これで、わずか３０ドル。
とはいえ、彼から「気に入ったらボーナスちょーだい」とメッセージがあったので、このクオリティに敬意を表して２０ドルのボーナスをあげました。（総額５０ドル）
同じことを日本人に頼んだら軽く１０万円は吹っ飛びます。
ちょっとした中学生レベルの英語を使うか、使わないか。
たったそれだけの差。
バングラディッシュといえばアジア最貧国
World Class Traffic Jam / joiseyshowaa
というイメージがわきますが、
その先入観が、完全にぶっとびました。
こういう現実を目の当たりにすると、インターネットのおかげで数年後には世界の格差は劇的に縮小されるていくのだと確信を持ちました。
同時に、それは大半の先進国の人間の貧困化を意味してます。
そういう私も、このまま何もしなければ、数年後今のバングラディッシュなみの賃金に収斂されていく可能性はあながち否定できません。
インターネットは世界中の人間の生活を大幅に変えることでしょう。
格差は劇的に改善される一方で、先進国の多くの人間はその割を食うことでしょう。
今は国境によって貧富の差が生まれていますが、近い将来には頭脳によって貧富の差がうまれるのです。
つまり、同じ能力ならば、日本人もバングラデシュ人も同じ給料だし、貧困層は日本もバングラデシュも同程度の貧困具合。
さらに、価値観も民族で共有するのでなく、同じ能力の人間が人種・国境を超えて価値観を共有する時代。
そんな時代が、もうすぐ来るに違いない。
そんな気がする。
そのときに、備えなければ。
PS
今回、私のウェブサイトをリニューアルしてくれた、Webデザインの匠。
Webデザインのことなら、バングラデシュの彼に頼もう。
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