建築家安藤忠雄
公開日:
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本
「建築で社会にできることを」=建築家の安藤忠雄さん-文化勲章
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201010/2010102600347&rel=y&g=soc
文化勲章授章おめでとうございます。
偶然にも最近「建築家安藤忠雄」という本を読み終えたばかり。
今回の文化勲章受賞を記念して、本書を紹介いたします。
といっても、建築や芸術に造詣もないド素人の私がどうのこうのと述べる言葉もなく、ただただフーン、スゲーと感嘆するばかり。
しかし、安藤氏の生き様、考え方は、十分仕事や人生に参考になる内容で、いろいろとヒントや元気を与えてもらった。
安藤氏は、建築を独学で学んだため、師も仲間もおらず、コネなんか無い。
そんな中で、ともかく生きていかなければならない。
仕事が無いならば、自ら可能性を掘り起こし、仕事を作っていかねばならない。
仕事を待つのではなく、自らの発想で、勝手に地主にこうしたらいいんじゃないかと提案し、ゲリラ的に活動していた。
そうやって、おもろいヤツがいると、ポツポツと仕事が入っていったそうだ。
そして、やりたいことを見つけたら、まずはそのアイデアを実現することだけを考える。
現実問題としてどうか、というのはあとで考えればいい。
という考えにも、共感を覚えた。
そしてそして、
最後に、氏の「人間の幸せ」についての考え方には、とても励まされた。
人生に”光”を求めるのなら、まず目の前の苦しい現実という”影”をしっかり見据え、それを乗り越えるべく、勇気をもって進んでいくことだ。
私は、人間にとって本当の幸せは、光の下にいることではないと思う。その光を遠く見据えて、それに向かって懸命に走っている、無我夢中の時間の中にこそ、人生の充実があると思う。
そのとおりだと思う。
夢に向かって走ってるその時その時が、かけがいの無いものなんだ。
「懸造りのお堂」を造った人たちのように人間の本来持っている純粋なチャレンジ精神を発揮していこう。
チャレンジのない人生なんて、生きている意味はないのかもしれない。
チャレンジで、もがいている瞬間こそが人間の生きている証なのだろうから。
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Comment
>夢に向かって走ってるその時その時が、かけがいの無いもの
これ、セコム創業者の飯田亮も同じことを言ってたよ。彼が零細規模からようやく成長を果たした時を振り返って、
「やっと食えた。しかし、食えない頃ってのが一番面白いね。心配症の人はいやだろうが、必ず食えると思っていて食えないのが一番いい」
と発言してる。
安藤忠雄の言葉に通じるものがあるなと思った。