サマソニ2015(大阪2日目)行ってきました。
2015年8月16日
4年ぶりに、サマソニ(大阪2日目)に行ってきました。
私45歳、妻41歳。
いい年こいたオッサンとオバさんが、お盆の時期に何してんだか。
体力が持つか心配です。
では、早速、感想を綴る。
きゃりーぱみゅぱみゅ
せっかくなので、話のネタで見ました。
ぱみゅぱみゅはお人形さんみたいで、めちゃくちゃカワイかったです。
3曲目の「問題ガール」が始まる前に、ぱみゅぱみゅから振付の指導が入り、全員に強要されそうだったので、ええ歳こいた私はシラフに戻り、ちょっぴり恥ずかしくなり、後ろの方に退散。
3曲聴き終わったところで、後半まで体力を温存するために、屋内会場ソニックステージに移動。
WOLF ALICE
前日の東京でボーカルのお姉さんがピンクのミニスカワンピでギターをかき回してたのがキュートだと聞いてたので、見に行った。(エロジジイ?)
大阪では、ちょっと地味な衣装だったが、ミニスカだったので、良しとしよう。(エロジジイ?)
最初は、なんだかなーって感じだったけど、後半はロック魂全開!
曲を聞く限りは、IVYのようなオサレ系ポップロックってイメージだったけど、ライブではシューゲイザーばりな曲あり、コートニーラブばりのビッチな激しいロックありと、楽しめました。
昼ごはん。後半戦に向け、スタミナを補充。
SLAVES
ドラム、ギターの2人組で、ドラムがボーカルするという珍しいスタイルのパンクバンド。
クラッシュのジョー・ストラマーがドラマーだったら、こんな感じなんでしょうか。
初期パンクをハードにした感じで、かっこよかった!
CIRCA WAVES
前日の東京でめちゃ評判がよかったので見るのことにした。
無垢な爽やかな若者が青春してるぜって感じのロケンロール。
ソニックステージにふさわしいオーソドックスなギターバンド。
単独では絶対みないだろうこういったバンドを楽しめるのが、サマソニの醍醐味。
今をときめくアーケイドファイアとか、ブロック・パーティとか、MGMTとか、ソニックステージのこのへんの枠で演ってたんだよね。彼らもBIGになるかも。
PALMA VIOLETS
どうも乗れず、3曲聴いて退散。
MONOEYES
前日の東京でBABYMETALが入場規制がかかったと聞いてたので、BABYMETAL待ちのためにマウンテンステージに移動。
だから、MONOEYESさんごめんなさい。BABYMETAL待ちで聴いてました。
おやっ、どこかで聞いたことある声、どこかで見たことある顔だと思えば、エルレガーデンの人だったのね。
みんないいお兄さんって感じの爽やかなバンドでした。
BABYMETAL
圧巻でした。
僕は、BABYMETALに対して、アイドルとヘヴィメタの企画物・バッタ物がアニソンみたいなのを歌ってるというイメージ、偏見をずっと持ってました。
だから、なぜ私の知り合いの超本格メタル好きのギターマンがBABYMETALにハマってるのを疑問に思ってました。
でも、ファンの皆さん、ギターマンさん、わかりました。
ライブを見て、確信しました。
これは本物です。
Perfumeと同じく本物です。
バックミュージシャン、そして、このバンドに携わっている人たち全て、プロ中のプロがバックにいるからこそのBABYMETALという超A級エンターテインメント集団が構成できているのだということがわかりました。
いやー、すごいものを見てしまいました。
バックバンドの超絶テク、凄まじい爆音に燃えて、かわいいボーカル、アイドル的振り付け、ダンスに萌える。
燃えと萌えが、見事に調和がとれ融合しています。
BABYMETALの凄さは、曲を聴いただけでは分かりません。
まだ偏見を持ってる人、ぜひ、ライブを体感してください。
MARILYN MANSON
同じ時間帯に、別会場では世界の歌姫アリアナ・グランデ。
こちらはマリリン・マンソン。
リア充はアリアナ、非リアはマンソンに行ってるんだろうな。
と思ってたけど、結構可愛い女子が多い。
なぜだ。
マンソンは僕のような非リア充が屈折した心の暗黒面を発散する音楽ではなかったのか。
どうみてもリア充な彼女たちが、こんな気味の悪いオッサン、音楽が好きなのか?
本当にやばいマンソン好きは、サマソニには来ないだろうけどね。
そんなことはどうでもよいとして、
マリリン・マンソン登場!
鳥肌がたちました。
これが、カリスマのあるスーパースターなんだ。
で、唯我独尊なステージ。
ここまで唯我独尊なのは、リアム・ギャラガー以来。
今日でソニックマニア、サマソニ東京と3日連続のステージで、
どうも、気合が入ってないようで、ダラダラやってる印象。
途中で、観客にブラジャーかパンティをくれないと次の曲をやらないとゴネだした。
と、すごいことに、誰かが本当にブラジャーを投げ入れた。
すげー、ライブで本当にこんなことがあるんだ。
ありがとう、ブラジャーを投げた人。
おかげで一番有名曲「ROCK IS DEAD」をやってくれた。
マンソンは何回も客席に降りてきて、そのたびに客席はカオス状態。
僕はあと数センチで触れたのに、
ほんとあと数センチでした。
高校球児のように、前にジャンピングして手を伸ばして、ボールを掴みにいったけど、サヨナラヒットになったみたいな悔しさが残る。
その他、聖書を焼いたり、竹馬に乗ったりといった噂のパフォーマンスを見れました。
ナチの独裁者のごとく振る舞い、聖書を焼くパフォーマンスには、仏教徒の僕はどう反応して良いか困惑。
自分の子供が部屋に引きこもってマリリン・マンソンを真剣に大音量で聴いてたら、絶対イヤだろうけどね。
最後に、残念だったのが、マリリン・マンソンの体型。
ちょっと、ぽっちゃりしてた。
ヤバい曲する人が、肥えたらいけないよねー。
THE PRODIGY
最初の予定では、マリリン・マンソンを途中で抜け、アリアナ・グランデ → ケミカルブラザーズ → プロディジー と思ってたけど、マリリン・マンソンにハマり、結局最後まで見てしまって、マンソンが終わった時点でいつの間にか結構前のいいポジションをキープできたので、この場所を手放すのももったいない、ケミカルをあきらめて、プロディジーに集中することにした。
デジタル系のライブを見るのは初めてだけど、大爆音のドラム、ベースの音が脳髄から体全体に響き渡る感覚が心地よい。
有名曲のオンパレードで、どれも爆音でノれる曲ばかり。
細胞の奥という奥にドラムンベースの音が響き渡る感覚。。。
ああ、この時が終わりませんように。。。
でも、時間は無情にもあっという間に過ぎていく。
あっという間の1時間30分。
えっ、もう終わり。
プロディジーが終わると、今にも泣き出しそうだった空が一気に泣き出した。
シャトルバスへの移動の途中で、別のステージからケミカルブラザーズの「Galvanize」が大爆音で聞こえてくる。
見たいけど、疲労困憊。この大雨のなかで、ケミカルを見る気力がない。残念だ。
バスに乗る前に用を足しに立ち寄ったソニックステージでは
マニックストリートプリーチャーズが演ってた。
「Die in The SummerTime」だけ聞いて帰る。
題名通り、サマソニが終わり、僕のSummerTimeは 死んだ。
こうやって、サマソニの興奮・満足感という余韻を感じながらも、現実に引き戻される感覚もあり、なんともいえない感情をいだきながら、シャトルバスに乗る。
1年に1回、現実を忘れることができる束の間のひと時をありがとう。
足はガクガク、腰はグラグラ、身体中が疲労困憊だけど、心の奥の不純物をデトックスできた感じがする。
心がオーバーホールできた感じがする。
さあ、再び現実社会に参戦だ。
てなわけで、久しぶりのサマソニを堪能しました。
過去のサマソニより、雰囲気が大衆向けになったという印象を受けました。
前はロック好きのイベントで、バンドマン、ロッキングオン系のサブカル好きが大勢を占めてました。ハードロック、パンク、ギャングスタ系には、やばい系のお兄さんが暴れていて、いかにもロックのイベントでした。
しかし、今回は、アリアナ・グランデのおかげかファッション誌に登場しそうなオサレな女子が結構いたり、BABYMETALのおかげかオタクのオッサンも結構いたり、年齢層も小学生から中年まで幅広かったです。
これは、とてもいいことだと思います。
昔、プロ野球の球場には酔っ払いのオッサンか、本当の野球好きしかいませんでしたが、最近は広島カープをはじめとしてファミリーが楽しめるものになってきました。
フェスも、一部のマニアのものだけではなく、いろんな人が楽しめるほうが、お客は集まり、海外のビッグネームも呼び続けることができるし、音楽好きの裾野が広がるのではないでしょうか。
サマソニの大衆化に否定的な意見も多いですが、ロックだけでなく、ブラック系、ポップス、J-POP、アイドル、
こんなにも様々な種類の音楽が堪能できるフェスはないでしょう。
僕も、単独じゃ絶対、ぱみゅぱみゅ、BABYMETAL、(過去には矢沢永吉、Perfumeなど)は見なかったです。
フェスだから、いろんなアーティストを見ることができます。
だから、フェスに行ったことない人、
1度フェスに行きましょう。
きっと、夏の良い思い出になること間違いないです。
では、また来年。
P.S.
ちなみに、過去のサマソニのレポートです。
2011年(1日目)
2011年(2日目)
2009年
2006年(1日目)
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=197609376&owner_id=42624
2006年(2日目)
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=197623305&owner_id=42624
2005年
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=36374993&owner_id=42624
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Comment
Babymetalをご理解いただき感激です。
がちメタラーが嵌ってしまうのは、楽曲(最初は「えっ!」と思うことも多々)の良さ、Su-Metalの歌唱と男前の表情、Yui&Moaのキレッキレのダンス、そして神バンドの立体的な超絶プレー、そしてアミューズの戦略(いい意味で)。
実際、総合力なんだよね。
「育てる力」というか。
ここまで来るのに、様々な試練を乗り越えて、世界的な評価を得てきた。
アミューズの株主として、当社の方針を誇らしく思います。