ノットフェス参戦
ちょっと前のことですが、2016年11月6日(日)に幕張メッセで開催された「ノットフェス」(2日目)に参戦してきました。
これは、スリップノットというメタルバンドが主催するフェスです。
サマソニ以外のフェスに参戦するのは初めてです。
それもメタル系のフェス。。。
40代の夫婦2人で浮かないか、
恐い人に絡まれないかしら。
とても心配でした。
東京駅から京葉線で向かいます。
途中にはキラキラした夢の国「ディズニーランド」がありますが、我々はロック界のダークな夢の国「ノットフェス」へ向かいます。
幕張駅には、黒いTシャツの人ばかりです。
明らかにサマソニと雰囲気が違います。
いかにも、ハードロック好きばかりって感じです。
ここがTVとかでよく聞く幕張メッセ。
生まれて初めて来ました。
気分はお上りさん。
リストバンド交換。
サマソニのようにキャンペーンガールなんぞいません。
物販でフェスのTシャツとタオルを購入し、いざ会場へ。
私は46歳、妻は40代前半。
浮いたらどうしようと思ってましたが、杞憂でした。
年齢層は幅広く、サマソニよりも年齢層は上でしょう。
若い子に混じり、中年のおじさん、おばさんもチラホラいました。
そもそもメタルの全盛期は80年代、今や往年のメタルファンは40歳代です。比較的最近と思ってたマリリン・マンソンの全盛期は90年代中頃、このフェスの主催のスリップノットも2000年代ですし。
ロックの世界にも、高齢化の波が来てます。
あと、サマソニのようにサークルのりで大人数で来てる団体はいなかったです。
2人とか、ぼっちで来てる人多いです。
本当にロック好きじゃないと来ないイベントでしょうね。
とはいえ、黒ずくめの恐い兄ちゃんばかりかと思ってたけど、女子も結構多く、かっこいい娘が多かったように思います。
さて、ライブレポート。
Butcher Babies
女子のツインボーカルのメタルバンドという珍しさに加え、今回はメインボーカルのファッションがメタルのそれではなく、秋葉原とかにいそうなロリータ系のワンピース姿でFワードを連発し、長い髪をかき乱しヘドバンしまくるところに悶絶しました。
ANTHRAX
80年代のスラッシュメタル全盛期にスラッシュ四天王と言われたメタル界の大御所です。
僕はメタルに疎いので、名前はよく聞くのですが、ラップグループPUBLIC ENEMYとの共演作を聴いたくらいで、よく知りませんでした。
アンクラックス全盛期の頃メタルキッズだった40代以上と思われるオールドロックファンがチラホラいました。
80年代的なメタルの雰囲気に郷愁を感じるとともに、中高年でもまだまだ頑張れるんだという希望をいただきました。
IN FLAMES
Lamb of God
Thank you, @knotfestjapan. pic.twitter.com/A1eULlJwTn
— Lamb Of God (@lambofgod)
メタルファンには申し訳ないのですが、In Flames と Lamb of God は、メタル界ではすごい人気だと聞いてますが、僕はほとんど知らなかったです。
知らないバンドだけど、ライブでは関係ないです。
爆音で重厚・圧倒的なステージに、脳髄がしびれまくりでした。
MAN WITH A MISSION
マンウィズとスリップノット?
という違和感がありましたが、ハードでクールなものならジャンルの壁にとらわれないノットフェスの垣根のなさを象徴してます。
これでメタルファンがマンウィズのことを気に入り、逆もあり。
もはやジャンルの壁なんでどうでもいいこと。クールなら全てオーケー。
初見でしたが、キャッチーかつハード、観客を楽しませることに徹したステージに満足でした。
MARILYN MANSON
— Marilyn Manson (@marilynmanson)
2015年のサマソニ以来2回目です。
相変わらず、竹馬、ナイフマイク、聖書燃やしなどのおなじみのネタが炸裂する吉本新喜劇のような安定したエンターテインメントを堪能しました。
90年代のマンソンは触るもの皆傷つける尖ったイメージがありましたが、丸くなり、余生を楽しんでるような感じがして何よりです。
とはいえ、今回のフェスで一番カリスマ性、大スターのオーラをまとっていたのは間違い無くマンソンでした。
Slipknot
Are you ready, Japan? See you next week. Get Tickets + Info: https://t.co/B3NRrqSLfi pic.twitter.com/uWg1FTlonM
— Slipknot (@slipknot)
2005年のサマソニ以来2回目です。
オオトリにふさわしい凄まじいステージでした。
ギリギリのところでグロさと紙一重なクールな映像をバックに、爆音のリズム隊が脳髄に響き、神秘的で重厚かつエンターテインメント溢れるステージに、モッシュ、ダイブ、クラウドサーフィン、巨大なサークルなどなど、危険なんだけど、ハードロックのライブの醍醐味を堪能できました。
Slipknotは、そのおどろおどろしい風貌から生理的に受け付けない人も多いと思いますが、ライブを見たら絶対好きになると思います。
フレンチポップ系が好きでメタルなんぞ全く興味がなかった私の妻が最近スリップノットにハマってます。
ていうか、
メタルに限らず、どんなジャンルの音楽でも、ライブは面白いです。
単独公演よりも、こういったフェスの方が、いろいろな音楽に触れられるし、席が固定してないので、その気になれば最前列にも行けます。
アーティスト、会場との一体感を感じることができます。
ツイッターで「フェスのためにつまらない日常を頑張ってきた」というようなツイートをよく見かけます。
日常はつらいことばかりですが、ライブは、日常の辛さをつかの間の間忘れさせてくれます。
明日から頑張ろう。
と生きる希望も与えてくれます。
フェスに行ったことない人は、絶対に1度はフェスに行くべきです。
ではでは。
PS.
マリリン・マンソンは「月世界の白昼夢」を演奏し、
スリップノットの開演直前に「Passion」が流れるなど
デヴィッド・ボウイ追悼の側面も感じました。
ボウイの精神は受け継げられてます。
R.I.P. David Bowie.
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