終戦の日に読む漫画5選
終戦の日です。
70年が経ちました。
今日は、第2次世界大戦関係の漫画を5つご紹介します。
どれもKindleですぐ読めます。
この世界の片隅に
広島の軍港呉の普通の家族の戦争中の日常をたんたんと描きます。
こうの史代さんの絵、話はとても優しくて、ほのぼのします。
戦時中だけど、普通に生きている普通の家庭、当時の様子がよく分かります。
そのほのぼのな感じだからこそ、日常に非日常が突然現れるこのシーンにギョッとしました。
戦後の広島を描いた「夕凪の街 桜の国」もお勧めです。
カジムヌガタイ ー風が語る沖縄戦ー
戦争では、兵士もですが、それ以上に民間人がひどい目に遭わされます。
それは、敵国だろうが、味方だろうが同じでした。
沖縄戦では、住民は同じ日本の兵隊にひどい目に遭わされ、
戦後は、米軍の兵隊にひどい目に遭わされました。
本作は短編集で6つの話ともに住民が兵隊にひどい目にあうという話ですが、最終的には住民が復讐する展開なので救われます。
凍りの掌
父親からきいたシベリア抑留での生活を漫画化。
シベリアの話は歴史上に事実として知っていても実態はよく知りませんでした。
戦争が終わっても、こんなことがあったなんて。
絶望を通り越した凄まじい話。
望みもしない徴兵で行った先で、なぜ戦後もこんなひどい目に遭わなければならないのか。
なんとも戦争の無意味さ、不条理を感じます。
はだしのゲン
説明不要の国民的漫画です。
日本国民なら必須。
私たちは、この憲兵を笑うことはできません。
私たちも、この憲兵と同じになる可能性は否定できません。
アドルフに告ぐ
手塚治虫の不朽の名作。
ミステリー、サスペンスタッチでストーリーの面白さでグイグイ読ませながら、戦争の不条理を教えてくれます。
なぜ、同じ人間どおしなのに、憎みあうのでしょうか。
それは、多分、
一部の人間が自己の利益、自己満足のために、多くの無知な人間をけしかけてるだけにすぎないのだと、僕は思います。
だから、無知になってはいけません。
テレビ、マスコミのいうことを鵜呑みにしてはいけません。
自らの足でいろいろな国へ行き、たくさんの本を読み、広く視野を持ち、自らの意見を持つことが重要なのだと思います。
以上、
子供から大人まで、終戦記念日に想いをよせて、この夏休みに読まれたらいかがでしょうか。
先の大戦で亡くなられた多くの方々のご冥福をお祈りいたします。
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