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直島をブラタツヤ

公開日: : 最終更新日:2017/08/30 ブラタツヤ ,

この土曜日に瀬戸内海に浮かぶ直島に行きました。
直島は芸術の島。
ベネッセ関連のアートいっぱいの島として有名です。
そして、なんといっても安藤忠雄ですね。
建築にはまったく興味なかった私ですが、2年前に『建築家安藤忠雄』という本を読んで以来、安藤忠雄さんの考え方に共感し、いつかは直島を訪れたいと思ってました。
(参考)過去のブログ記事
『建築家安藤忠雄』
http://pub.ne.jp/TakeTatsu/?entry_id=3265067

前置きはこれまで、
じゃあ、岡山県の宇野港からフェリーでゴー!

20分後
てんとう虫みたいなオブジェがお出迎え。
草間彌生「赤かぼちゃ」

直島の宮浦港に到着。
コンクリート打ちっぱなしで、安藤忠雄っぽい作りの港
かっこいいー

さて、島をバスで回る手もあるが、せっかくのいい天気なので、レンタルサイクリング。
ママチャリでまわることに。

ひゃー、いい景色。
向こうには、三角形で印象深い大鎚島。
運動不足でヒーヒー言ってる私に一抹の清涼感。

宮浦港を出発して約15分後。
今回の度の最大の目的地「地中美術館」に到着!

安藤忠雄設計で世界的に有名な美術館です。
建物が地下に埋没されてますが、地下にありながら、自然光が降り注ぐ空間です。
たとえば、こんな感じ。
(お土産で買ったハガキの写真)

一見冷たく見えるこのコンクリート打ちっぱなしの空間にいるだけで、自分の精神の奥底に潜む邪悪なものが洗い流され、癒される感じがします。
なんともいえない不思議な安心感。
胎児のころの記憶を呼び起こされるような気がします。
この空間を体感するだけで、来る価値はあると思います。

安藤忠雄の建物の中に、クロード・モネの「睡蓮」が調和されています。
「睡蓮の池」(絵はがき)

地中美術館のチケット売り場から入り口の間に、モネが描こうとした風景を再現した池があり、芸術魂をくすぐられます。


そして、ウォルター・デ・マリアの作品(絵はがきより)

なんとも、悠久の時間を感じます。
ここだけ、時が止まったかのよう。

そして、心の奥底から驚いたのが
ジェームズ・タレルの作品。
天井に開けられた窓から降り注ぐ光そのものがアート。
この空間にいるだけで、なんともいえない落ち着いた心になります。
(絵はがきより)

てな訳で、芸術を目一杯堪能しました。
美術館を出るころには、体中の細胞が入れ替わり、違う自分になったような気分。

そして、再びサイクリング。
えっちらえっちら、ママチャリをこいで、20分。
島の反対側の本村エリアに到着。
本村港

役場もしゃれてるし。

本村エリアは、家プロジェクトといって、芸術家が廃屋や古民家をおしゃれに改築して、家そのものをアートにするプロジェクトが進行中です。
現在7件の家が公開されています。
角屋

はいしゃ
(その名のとおり昔歯医者だった家)

他にも安藤忠雄や杉本博司設計の建物があったんですが、日頃慣れないサイクリングで疲れてしまって、2軒だけ鑑賞。

なので、ちょっと休憩。
本村エリアにはおしゃれなカフェがたくさん。
カップルや若い女性たちが、おもいおもいにオシャレな時間を過ごしてました。
僕はこの看板が気になったので、

ここでカレーを食べました。

そうそう、
いろんなカフェがあるんですが、
ネコ好きには、こんなカフェはいかが?

さあ、そろそろ帰ろう。
宮浦港に戻ります。
フェリーの時間まで1時間あったので、ぶらぶらすると、
な、なんだ、これは?

この看板に惹かれ、007の博物館へ

なんと、直島が007の最後の小説「赤い刺青の男」の舞台になってるから、それを記念して作られた記念館だそうです。
映画化招致運動も行われてます。
さて、どうなるんでしょうか?

この記念館は、高校生の文化祭とか、場末の温泉街にあるエロ博物館のような安っぽい感じでした。
なんともいえないしみじみとした郷愁を感じいりました。

さてさて、フェリーを待ってる間(その2)
フェリー乗り場にこんなポスターが。
こういうのがあるんですね。
離島球児、がんばれ!

てなわけで、そろそろ、グッバイ直島。
何度もいいますけど、地中博物館を見に行くだけでも、行く価値ありです。

最後に、直島から見える三角形の島「大鎚島」をもう1度。


ではでは。

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