アルゴ
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映画感想文
今日、今頃になってようやく、昨年公開の話題の映画『アルゴ』を観た。
全国では10月にロードショーされていたのに、なぜか広島では上映されておらず、映画ファンの要望もあってか、シネツインで急遽2週間限定の上映になったようだ。
今日は朝1番の回、雨天にもかかわらず、超満員、通路で座ってみる人まで出るほど。
2番目の回は、シネツインの地上まで行列ができており、広島中の映画ファンが待ち望んでたことが分かる。
偶然にも、本日アカデミー賞の前哨戦であるゴールデングローブ賞で本作は作品賞、監督賞を受賞したのを映画を観終わった後知った。
現実は映画よりも奇なり。
とはこのこと。
1979年のイランの米大使館人質事件をもとにした実話。
架空の映画製作をでっち上げて、イランに米国大使館員を救出しにいくという作戦を描く。
当時の模様がくまなく再現されていて、
米国大使館へのデモの模様、大使館突入シーンなど
ドキュメンタリーを観てるかのようなリアル感に、息をのむ。
主人公がイラン入国したからはずっと張りつめた空気が劇場内を包む。
そして、作戦実行から脱出までの、手に汗握る展開。
とくにラスト近くの脱出ギリギリのところは、
結末は分かっているはずなのに、すごくハラハラドキドキした。
こういった現場と本部との間で不可能な作戦を実行するというシチュエーションに、名作『アポロ13』を思い出した。
不可能なミッションに対して、現場と本部が知恵の限りを付くし総力をあげて取組む姿に、職業人としてのプロフェッショナルとは何かということをまざまざと見せつけられた。
PS.
最近広島にもたくさんシネコンができるのは良いが、こういった人気作品を逃さず上映してほしいものだ。
子ども向けアニメ、テレビ局制作映画などばかりに気を取られ過ぎず、バランスよいラインアップにしてほしい。
シネツインは、本来『アルゴ』のような大作を上映するような映画館ではない。
そこを、映画ファンの要望を汲み取って上映にこぎつけたであろうシネツインに感謝します。
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