ゼロ・グラビティ
宇宙飛行士ものの映画で、まず思い出すのが、45年前のキューブリックの「2001年宇宙の旅」です。
私が産まれる前の映画ですが、テレビの洋画劇場で観た時は、リアルな演出に驚いたのを覚えています。
そして、20年前の「アポロ13」も凄い映画でした。
この映画のロケット打ち上げシーンと、本当の打ち上げシーンをNASAの人に見せたら、本当の打ち上げシーンが偽物だと答えたという話を聞いたことがあるほど、凄いCGでした。
そして、それが、いまや
「ゼロ・グラビティ」
これを観たら、今までの全てが子供だましに思えます。
もはや、CG技術はここまで来ました。
これは本当にCGなのか?
どうやって撮影してるのか?
本当に宇宙で撮影してるのではないか?
このCGだけでも、映画料金以上の値打ちはあります。
だが、しかし、だが、しかし、
何がいけなかったのか分からないけど、どうも期待が大きすぎただけに、「あれ、もう終わり」という感じでした。
スリルもサスペンスもあまり感じられず、予定調和な展開であっさり90分が終わった感じを持ちました。
「アポロ13」のハラハラドキドキ感
「2001年宇宙の旅」の壮大な雰囲気、緊張感
ドラマ的にはそういった先人たちの作品を超えることはできなかったのは残念でした。
3Dを楽しもうと、どこかぎこちない日本語吹き替え版で観たのがいけなかったのか。
サンドラ・ブロックとジョージ・クルーニーという大スターだから、緊迫なシーンでも安心して観てしまったからか。
と、けなしてしまいましたが、
遊園地のアトラクションを高いお金を払い、長時間並んで待つよりも、
この映画を見る方が、いや体験するほうが、何倍も楽しいと思います。
「ゼロ・グラビティ」というアトラクションを楽しもうではないでしょうか。
主人公は、自分が死んでも悲しむ人はいないし、
生きる意味がないと感じていました。
しかし、
とりあえず生きろ、
どんな手をつかってでも生きろ
あきらめたら、そこで試合終了だ
というメッセージが込められており、
僕のようなヒネくれたオッサンではなく、
純粋に宇宙へ憧れるお子さんといっしょに、
家族で安心して観ることができるアトラクション映画だと思います。
日本ではマンガ「宇宙兄弟」が大ヒットしています。
そして、世界の名だたる経営者が宇宙に目を向けています。
Amazonのジェフベゾス、
ヴァージンのリチャード・ブランソン。
ホリエモンも宇宙計画を考えてるって聞いたことあります。
やっぱり、みんな最後は宇宙に行ってみたいんですよね。
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