【ネタバレあり】『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』を観て
※ネタバレだらけですので、ご注意ください。
僕が最初にスターウォーズを観たのは小学生のとき、当時「ジェダイの復讐」と言われたエピソード6だ。
それから後追いで、テレビの洋画劇場で、「スター・ウォーズ」(エピソード4)
当時はハンソロを松崎しげる、ルークを渡辺徹がしてた。
その吹き替えをベータのビデオに録画して何度も何度も観た。
「帝国の逆襲」(エピソード5)は当時5000円くらいでベータのビデオソフトを買って、これも何度も何度も観た。
このころは、本気で将来SFXの映画監督になりたいと思ったものだ。
次のシリーズ、エピソード1から3は、あまり思い入れはなかったが、
2年前エピソード7を観た時は、子供のころのあの気持ちが蘇った。
レイのフォースが覚醒し、最後ルークと会う。
そんな最高の終わり方から2年がたった。
「スター・ウォーズ」の最新作を観た。
まず断るけど、
スター・ウォーズに理屈はいらないと思う。
スター・ウォーズだから、許されることって多いと思う。
観てる最中は、ツッコミどころ満載だったけど、とても楽しく、ワクワクして観た。
今までのスター・ウォーズの面白いところを全部ブッ込んだって感じだった。
でも、心に残らなかった。
何でだろう。
レイがぽっちゃりして、魅力が半減したからか。
宇宙空間に投げ出されてもフォースの力で生き延びるジョジョのカーズさまより凄いレイア無双だからか。
ピンチの打開策がカミカゼを多用してるからか。
ラスボスだと思ってたスノークや重要なヒール役のファズマもあっさりと死んだからか。
通常、3部作の2作目って、謎が謎を呼び、次回作へ大きな期待を持って終わるはずなのに、全く謎が残ってない。
「帝国の逆襲」のような悲壮感、たくさんの謎を残して、次どうなるんだろうと言う感じがない。
今回のシリーズは相当なプレッシャーがあったと思う。
スター・ウォーズのコアなファンに配慮しつつ新しいファンを開拓せねばいけない。
ジョージ・ルーカスの影がずっとつきまとってたに違いない。
本作で悪役カイロ・レンはこう言った。
ジェダイもシスも反乱軍も帝国も皆滅ぶべきだと。
新しい世界を作ろう。
と、レイに手を差し伸べた。
これは、製作陣からスター・ウォーズのコアなファンへのメッセージだと受け止めた。
ヨーダは、ずっと聖地で守ってきたジェダイの書物を焼く。
モノに執着してどうする?昔にしがみつくな、これからはレイたちの時代だと言う。
壮絶な戦いの末、ルークは死ぬ。
「最後のジェダイ」とは、ルークのことなのだろう。
本作で、ジェダイという亡霊、すなわちジョージ・ルーカスという亡霊を葬った。
全てを無にして、レイとカイロ・レン2人だけにフォーカスする舞台が整った。
新しいスター・ウォーズに生まれ変わる予感。
そういう期待を込めて、次のスター・ウォーズに期待したい。
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