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竹中平蔵セミナー

公開日: : セミナー

昨日(6月13日)の午後、日経新聞主催のセミナーに行ってきました。
なんと、今回は超大物、竹中平蔵氏です。
題名は、「これからの日本経済 いま何をするべきか」
竹中氏の話は、はっきりとすごく分かりやすく、ウィットにとんで、とても面白く聴かせてもらいました。
要約すると

・世界は「グローバル化」と「デジタル化」により、世界中で大競争になっている。
 (例)ブラジル銀行東京支店に電話をかけたら、コールセンターのあるブラジルにつながった。
・よって、昨今の格差問題、失業問題は、小泉構造改革のせいではない。
・昨今の世界不況は、アメリカのサブプライムが悪いのはなく、
 世界中のバブル(ユーロバブル、ポンドバブル、ヨーロッパ不動産バブル、資源バブル、円安バブル等)がはじけた結果。
 (サブプライムは1つのきっかけにすぎない)
・アメリカはオバマ政権の迅速かつ適切な対応(考えられるベストな布陣で考えられるベストな政策を実行した)
 により、今のところマーケットに安心感を与えた。
 (そのころ日本の財務大臣は酔っ払って記者会見)
・中国はまだまだ財政で支える余地があり(中国の国債はGDP比20%くらい)、
 景気回復の兆しも見え、(銀行の新規貸出は昨年の3倍、バルチック指数上昇)
、そろそろ再び世界を牽引する方向だ。
■日本は、これからどうしたらよいか?
 2003年~2006年は小泉改革により日本は内需型の成長を実現できたが、
 2007年以降は安倍内閣の改革失敗により、外需中心の成長に逆戻り、
 たまたま円安だったからよかったものの、
 サブライム後は円高の影響をもろにうけ、2008年、2009年は大幅停滞した。
 ⇒日本は、改革による内需型の成長が必要なのだ。
 そこで、竹中氏は以下の2点を提言
 
 ①法人税の大幅引き下げ
  (すぐに無理ならスーパー特区)
 ②ハブ空港(羽田)の整備
 雇用、福祉の問題にしても、国が強くなければ始まらない。
 つまり、企業が強くならないといけない。
 企業に日本に居てもらわないといけない。
 法人税の実効税率が40%の国に誰が魅力を感じるでしょうか?
 (ヨーロッパは30%くらい、アジアは20%以下)
 また、不便な空港で、世界から情報が集まるでしょうか?
 このままだと、韓国、中国、シンガポールに、ハブ空港の座を奪われます。
【その他】
 ○格差問題について
  小泉改革のせいで、格差が広がったというが、根拠に乏しい。ジニ係数は縮小している。
  グローバル化、デジタル化により世界中で格差は広がっている。
  非正規雇用の問題は、1979年の判例のせいで正規雇用が簡単に解雇できなくなったためだ。
  だから企業はなるべく正規雇用をしたくなくなった。
  つまり労働問題も改革の必要があるのだ。(この改革は安倍さんに引き継いだが結果はみてのとおり)
 ○西川・鳩山郵政問題
  西川さんは多大な功績をした。(2倍の利益計上、計画通りのスタート、ファミリー企業を暴いた)
  褒められるべきであり辞任するいわれはまったくない。
  かんぽの宿問題にしても、そもそも作る必要のないものを売るだけのことで、改革の一環。
  改革したらうらまれるものだ。
  鳩山さんを含め、西川辞任を主張した人間はみな郵政民営化反対派ばかり。

講演のオチは、思わず「さすが!」と唸りそうになったほど、うまかったです。
こんな感じのオチでした

・今年は竹中氏が教授をつとめる慶応義塾大学150周年なので、寄付をお願いします。
 (ここで笑いをとる)
・ところで、福沢諭吉は言いました。
 「一身の独立なくして一国の独立なし」
 人のせいばかりにするのではなく、この国を変えるのは私たち1人1人の力です。
・福沢諭吉の『学問のすゝめ』は、この当時340万部売れました。
 今の人口にあてはめると、1000万部売れたようなものです。
 この本がこれだけ売れたこの当時の日本人を尊敬します。

改革なくして、成長なし。
何でもかんでも小泉改革のせいにして、過去に戻りたがる利権をもった人たち。
国民は完全になめられているので、国民の税金は好き勝手使いたい放題。
なんで、こんな社会になってしまったのでしょう。
経済、産業は世界で超一流なのに、政治が三流のため、
政治に足を引っ張られているこの日本。
これからは、われわ1人1人がもっと社会に目を向け、少しずつでもいいので、
社会が変われるよう、まずは、自分自身が独立した人間にならなければいけません。
明治維新のころの気概を持ちたいものです。

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Comment

  1. Jimmy より:

    2009.6.14の日記に「竹中氏の母校 慶応義塾大学」とありますが、誤りです。1969年、東大闘争の東大では新入生を募集が無かった年、彼は一橋大学に入学しました。1990年、慶応の先生となり、小泉政権の後、再び慶応に戻りました。
    http://takenakaheizo.cocolog-nifty.com/takenaka/profile.html

  2. tatsuya1970 より:

    Jimmyさん、ご指摘ありがとうございました。
    早速、「竹中氏が教授をつとめる慶応義塾大学」と修正しました。

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