さわかみ投信関連のセミナー
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セミナー
今日は、私はファンドホルダーではないですが、
知人の勧めで「さわかみ投信」関連のセミナーに行ってきました。
講師は独立系投信会社3社のお偉方
コモンズ投信の会長さん、ひふみ投信のCIOの方、セゾン投信の社長さん
(みんな40代と若い!)
長期投資について熱く語ってくれました。
以下、印象に残った意見を抜粋。
・投資をする前に、自分がどんな人生を過ごしたいのかという人生観を持つことが重要
・投資により、自分のお金を、自分の意思で、人類の発展に貢献させることができる。
・銀行預金は何も生まない。融資先は無いし、余ったお金で国債を買ってる状態。
極論を言えば、銀行に預金することは、自分のお金をコンクリートやアスファルトに変えているようなもの
・かつて渋沢栄一が日本初の民間銀行を作ったとき、
ポタポタ垂れている滴も、集まれば大河になる
と銀行業を例えていたが、
現在その役目はファンドが担っている。
・自分のお金を投資にまわせば、民間にまわる。= 経済のためになる。
・経済的自立がなければ、他への思いやりもできない。
その1つのソリューションが長期投資なのです。
内容は、長期投資の基本的な内容でしたので、特に目新しいことはありませんでしたが、
投資のことよりも人生論が多かった気がしました。
投資においても自分の人生をどうしたいかが一番大事だということ。
それよりも、セミナーの開催・集客方法に感心しました。
セミナーを開催しているのは、さわかみファンドの社員ではなく、アレンジャーと呼ばれる一般の方です。
さわかみファンドの理念に共鳴して、その普及活動のために、(多分)無償でやっていると思われます。
そのため、ビジネス臭がまったくしません。
参加者もお互い顔見知りが多いようで、投資勉強サークルという感じで、和気あいあいとした雰囲気でした。
セミナー後も講師を交えてお食事会がある等、運用会社とファンド保有者との間の壁がない工夫をしており、
ファンド保有者をとても大切にしていることが伺えます。
投資初心者には、これが一番重要なのかもしれません。
多くの証券会社や銀行のように売りっぱなしではなく、
運用会社の社長の顔が見える、対話ができ、大切にされているというのは、とても安心できる点です。
これこそ、独立系投信会社の一番の強みではないでしょうか。
自らの投資理念を貫くためには、販売会社を排除し、直販モデルしかない。
販売員がいない代わりに、社長自らがテレビ・雑誌にて理念を訴え、全国各地でまめにセミナーを開催し、
口コミとフォローでファンを増やし、ファンがファンを増やすという、今の時代に適合したビジネスモデルではないでしょうか。
PS.
余談ですが、以上のことから、神田昌典氏の「全脳思考」の以下の箇所を思い出しました。
営業している会社は、もはや時代遅れ。
営業しなきゃならないようじゃ、先行き暗い。
パタゴニア、キッザニア、ディーン&デルーガのように
営業せずとも、顧客が集まる事業に共通することは、
自己投影型消費を支える物語があり、理念から商品作り、販売に至るまで一貫して流れている事が必要。
物語に自己投影した顧客は、物語を周りと共有しはじめる。
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