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コーチングのセミナー

公開日: : 最終更新日:2021/10/17 セミナー ,

昨日は、会社の労働組合主催のセミナーに行きました。
ロングセラー『なぜ、「できる人」は「できる人」を育てられないか』の
著者吉田典生氏の講演でした。

講演名は
『活かし合う対話〜コーチングから見えてくる新しいリーダーシップ』

コーチングとは何ぞや?
どうやって実践するのか?
といったような内容でした。

やる気、モチベーションってなんだろう?
どういった時に我々はやる気がでるのだろう?
それは、内発的動機に基づき、以下の環境に置かれた時だ。

・自分で仕事をコントロールできる自己裁量権がある。
・人間として成長を感じられる。
・自らの仕事が社会的な価値と結びついている。

ということがそろえば誰でも高いモチベーションを維持できる。
『7つの習慣』のミッションステートメントのような大義が必要だし、
形だけ言葉だけに終わらすこと無く伝えて行くことが重要だ。
まあ、完璧なミッションステートメントがあれば、コーチングの必要はないのだろうけど。。。

今までたくさんの自己啓発本、成功本を読んだけど、全てに共通する成功法則は、ただ1つ。
自分の本当のしたいこと、ミッションを見つけることだ。
そうすれば成功したも同然。
でも、ほとんどの人は、見つけることはできない。
とくに目的もなく、家族を養うためだけ、お金のためだけ、社会的体裁のために働いている人がほとんどだ。
(かくゆう私もそうかもしれない)
『ビジョナリー・カンパニー2』のように、バスに乗ってる人が、全員が適切な人という訳ではない。

そうはいっても、組織のパフォーマンスをあげるためには、全員の力を最大限に高めなければいけない。
GEのジャック・ウェルチがコーチングという概念をビジネスに持ち込むまでは、我が国では「アメとムチ」が主流だった。
アメとムチは短期的効果はあるが、長期的には逆効果になる。
人材を消耗するだけ。
甲子園で優勝するだけのための目的にエースをずっと連投させるようなもの。
こういう話になると私はいつもクリント・イーストウッド監督の映画『硫黄島からの手紙』の冒頭のシーンを思い出す。
渡辺謙演じる栗林中将が理不尽な体罰を戒めたシーンだ。
こんな感じのセリフだったと思う。
「体罰を受けた兵士を補えるだけの力をお前は持っているのか?」
ヒューマニズムでもあるが、精神論ではなく現実を直視した理論的な言葉にハッとした。

我々もいたずらに戦力を摩耗していないだろうか。
精神論、恐怖政治で、違う目的をもった個の集団のパフォーマンスを最大限発揮し維持し続けるのは不可能だ。
とはいって、内発的動機を誘発させることも難しい。

そうした悩めるマネージャー達に、コーチングの技術が必要なのだ。

では、コーチングのキモは何か?
やっと本題に入る。
めちゃくちゃ端折ると、
「対話」が大事。
そのためには「傾聴」すること。

傾聴の質が関係性の質をあげる。
成功が循環する。
よく聴く→よい関係→よい思考→よい行動
→よく聴く→・・・・
おもしろい表現で表すと。
きとくな人になろう!ってこと。
き・聴く
と・問う
く・口説く

ほほう、なるほど。

たしかに、よく聴く人に対しては、聴いてもないことをどんどん話しちゃうなあ。
その人に聴いてもらえるために、がんばろうって思ってしまうし、情報をどんどん提供してしまう。

そして、リーダーには、
「自己の揺るぎない軸」と「他者を受け入れる受容性」が必要。
この相反するもののが同居しないといけない。
どっちかに偏ってしまってもいけない。
それをチェックするためには、自分に対するコーチも必要だという。
上になればなるほど周りはイエスマンばかりになり、自分では受容性があるつもりでも独善的になってしまう。
コーチングとは部下のためだけでない、上司にも必要だし、トップにも必要なのだ。


そしてもっともっとスケールの大きな抽象的な話があった。
コーチングはこれからの社会を生き抜くためのインフラであるのだというお話。

これからは、人が組織に従属する社会から、人の生命力を基盤とする「有機的組織」が躍動する社会へとなるだろう。
コーチングとは、文明の歴史的変容期を生きる我々が前進していくために有効な「対話のインフラ」である。

たしかに、ドラッカーがいうように、
これからは組織に依存しない知識労働者が増え、情報型組織(オーケストラのようなフラットな組織)が主流になるだろう。
それに、ジャック・アタリがいうように、超個人、超ノマドの時代になるだろう。
実際、ソーシャルメディアによるジャスミン革命などの「アラブの春」や WikiLeaksやアノニマスなどをみる限り個人の力は急速に増大している。
もっともっとたくさんの価値観があふれるダイバーシティでフラットな組織になることは間違いない。
あたかも漫画「ワンピース」のように目的は違えど、同じ船に乗り旅をすることとなろう。
そうした時代では、同質的、均質的な人間ばかりの組織では、硬直するばかりで、前進することはできない。
ますますコーチングが重要な時代になるのかもしれません。

最後にドラッカーの言葉でしめます。

マネジメントの誤りは、すぐに答えを求めることである。
最も大切なことは、適切な問いを発することである。
(P.F.ドラッカー)

PS.
著書『なぜ、「できる人」は「できる人」を育てられないか』にサインをいただきました。

ありがとうございました。

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吉田典生氏のHPやSNS関連です。
HP:http://www.d-coach.com/
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(私のブログの過去記事)
『なぜ、「できる人」は「できる人」を育てられないか』
http://pub.ne.jp/TakeTatsu/?entry_id=3737364

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