チャイナパワー「膨張する中国マネー」
中国と聞いてどういうイメージを持ちますか?
確かに、成長はしているが、洗練されていないし、
安い人件費で、安かろう悪かろうな粗悪な商品を作っている二流国
というイメージを多くの人が持っているでしょう。
しかし、そんなイメージを持っている人は、
既に終わってます。
世界経済が後退しているからこそ、
逆に、巨大な外貨準備額を保有する中国は
着々と、世界を席巻し始めています。
そういった様子を、
中国の投資銀行を舞台に、ドラマ「ハゲタカ」ばりに紹介してた
今夜のNHKスペシャル 「チャイナパワー」
第3回「膨張する中国マネー」
を見ました。
中国は、中国企業の世界進出を国家戦略として位置付けている。
経済成長により、
人件費は高騰
→世界の工場として輸出に頼るのは限界
生活水準の向上による自動車普及、電力消費増大
→資源不足
このような理由により、
200兆円のも昇る莫大な外貨準備額を持つ中国は、
国家をあげて企業の海外進出、投資を後押ししている。
なかでもM&Aは一番手っ取り早い。
自社でコツコツ成長するよりも
M&Aで短期に技術、特許、知名度などの経営資源を手に入れることができるからだ。
世界市場に打って出るため、アメリカのメーカーに触手を伸ばしている。
世界的景気後退で投資してほしい企業がいっぱいだ。
日本の企業だってヤバい。
日本企業を買収することで、世界市場が開けるし、
株価低迷の日本は今や買い時だ。
「日本は世界への飛び石」
なんてことを中国の投資銀行の幹部は言っていた。
もはや我々も人ごとではない。
映画「ハゲタカ」を見たことはありますか。
日本の大手自動車会社が中国の政府系ファンドに買収されそうになる話です。
そんな訳あるわけないというあなた。
日本のパソコン販売大手「ラオックス」の買収
GMのハマーブランド買収の報道
裏口上場という手段を使ったナスダックへの上場
(なん300近い中国企業が裏口上場にてナスダックに上場)
などなど
これでも、まだ中国の脅威を感じませんか?
数年後には、
あなたの会社の筆頭株主は中国人になっているかもしれません。
あなたの上司も中国人になっているかもしれません。
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