facebook 〜世界最大のSNSでビルゲイツに迫る男
現在、日本でも大ヒット中の映画「ソーシャル・ネットワーク」の原作。
映画を先に見たので、ハーバードの寮やファイナルクラブの光景、登場人物の顔が頭に浮かび、すんなり読む事ができた。
副題の「ビル・ゲイツに迫る」ってところに違和感あるけど、日本翻訳版は2010年4月発行だから、こういう題名で気を引こうとするのは仕方がなかったのことでしょう。
(当時は、フェイスブック何それ?だったろうから)
本書の原題は
The Accidental Billionaire
(偶然できあがった億万長者)
たしかに、当時も今もFacebookのようなサイトはたくさんあり、原題のとおり、マーク・ザッカーバーグは偶然を味方につけたのかもしれない。
しかし、彼が天才でなければ、彼に情熱がなければ、偶然を味方にする権利すらなかったろう。
そして、いろいろな局面で、冷徹な決断をせまる必要もあった。
親友を切るという選択もそのひとつ。
何より優先されるものは フェイスブック。
親友を切るのもフェイスブックのため。
そういう気持ちでなければ、ビッグにはなれない。
ナップスター創業者でフェイスブック初代社長のショーン・パーカーが、マーク・ザッカーバーグを見て思う。
起業において最も重要なのは、創業者のエネルギーと野心なのだ。
起業に挑み、本当に成功したいと思えば、プロジェクトに人生のすべてを賭ける必要がある。
呼吸の一つ一つまでがプロジェクトのため、という状態にならなくてはいけない。
それも毎日、一日中だ。
文字通り、マークはフェイスブックに全てを賭けた。
これこそが、起業で一番必要なことなのだ。
本書は、ベンチャー起業のサクセスストーリー。
起業のワクワク感、ダイナミズムが感じられる。
読んだあとは、必ずや、一旗あげてやるぞという気になることでしょう。
PS.
フェイスブックに対するアイデア盗作の訴えについて、この物語に再三出てくる比喩表現が、今後何かのときに使えそうなので、メモとして残す。
誰かが新しい椅子をデザインした、というだけで家具メーカーが訴訟を起こすようなものだ。
椅子は次々に色々なものが作られる。
椅子という道具を作る度に、誰かが「それは自分が考案したものだ」と権利を主張するようでは困るだろう。
たしかに。。。
でも、ウィンクルボス兄弟が訴えたくなる気持ちもわかるけどね。
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