映画「シェイプ・オブ・ウォーター」を観て
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映画感想文 シェイプ・オブ・ウォーター, 映画
今年のアカデミー賞作品賞を受賞した
「シェイプ・オブ・ウォーター」を観た。
ひとことでいうと、
半魚人とのラブストーリー
えっ?
そして、
ヒロインは地味なオバサン
えっ?
普通、こんな話が映画になるわけないと思う。
でも、
そんな話が、もしかしたら実話じゃないかと思うほど、違和感なく進む。
美男美女のラブストーリーよりもトキメクし、心に刺さる。
監督は、メキシコ移民のギレルモ・デル・トロ。
折しも、アメリカ合衆国はトランプ大統領就任後、不寛容の国になってしまった。
トランプはメキシコ移民に対して差別発言を繰り返している。
ギレルモ監督は、映画という表現を通して、トランプに対峙してるかのようだ。
半魚人というメタファーを通して、多様性、寛容の素晴らしさをとく。
ラストシーンの美しさに、我々の理想の世界が見えた。
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