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映画『デッド・ドント・ダイ』を観て 〜行き過ぎた物質文明の先は「デウス・エクス・マキナ」しかないのか?

 

80年代後半から90年代前半、私が大学生の頃、映画通と呼ばれるひとたちは、ジム・ジャームッシュ、ヴィム・ベンダース、アキ・カウリスマキなどの映画を観ていたように思う。

 

私も映画通を自認してたので、背伸びした。

今考えると、無理矢理観ていたようだったし、今振り返ってみると、内容をさっぱり覚えてない。

 

 

そんな映画通好みのジム・ジャームッシュがゾンビ映画を作るだなんて、それだけですごく興味をそそられた。

 

それが、『デッド・ドント・ダイ』だ。

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今回も私の感性が幼いのか、何がいいたいのか、よく分からなかった。

多分、1年後には心に残ってないと思う。

 

この映画のゾンビは物質文明に魂を抜かれた現代人のメタファーらしいが、同じ物質文明を皮肉った『ファイト・クラブ』のような真面目さガチンコさはなく、テーマはどこかとってつけた感がある。

 

UFOが現れたり、主人公がこの映画自体が映画の撮影であることをほのめかすなど、随所にかつて古代ギリシャで物語が破綻するときに絶対神が出てきて物語を収束させる手法「デウス・エクス・マキナ」を感じさせる。

 

もう収束のつかない我々が生きている物質文明は、「デウス・エクス・マキナ」でしか解決できないという開き直りなのだろうか。この社会はコメディにして笑うしかないのだろうか。

 

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と、あまり深く考えないほうがいいと思う。

ジム・ジャームッシュが、気心知れた仲間と学生のノリでゾンビ映画を作った。

 

それで十分ではないか。

 

 

 

 

個人的には、日本刀でゾンビを切りまくるティルダ・スウィントンのキル・ビルを彷彿とさせるキャラクターがツボだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

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