【平成30年7月豪雨】江田島にボランティアに行ってきました。
この度の集中豪雨(平成30年7月豪雨)で私の住む広島県は多大な被害を受けました。
私は被害に遭ってはいませんが、被災された方々に対して、何か自分でもできることはないかと思ってたところ、妻に誘われて、7月14日に災害ボランティアに行ってきました。
災害ボランティアは4年ぶり。あの広島の土砂災害以来です。
今回は、江田島の切串地区に行きました。
あまりマスコミでは報道されていませんが、江田島も大きな被害を受けています。
妻のボランティア仲間、東京の大学のアメフト部の青年、地元の中学生、広島市内の高校生など老若男女、みんなで土砂を掘り起こしました。
気温は多分35度を超えるような猛暑。
10分も作業をするとへばります。
休憩をこまめに取りながら、各人のペースで土砂を掘り起こしました。
僕は日頃の不摂生でメタボですが、ボランティアで現地の人、他のボランティアに迷惑をかけては行けないと思い、ここ数日は密かに仕事の合間、だいたい1時間に1回、会社の建物の2階から8階まで階段で上り下りして、この日のためにわずかながら体力回復に務めてました。
そのかいあってか、なんとか迷惑かけることなく、作業ができたかと思います。
どうしても、ボランティアをしていると、頑張らなければ、他人の足手纏いになってはいけないと張り切ってしまい、オーバーワークになってしまいます。
今回も、オーバーワークと分かっていながら、アドレナリンが沸騰して、頑張れました。
ボランティア先のおばあさんからは、「肥えてるのに、ありがとね。」って感謝されました。
全デブを代表して頑張りました。
でも、これは、悪いケースです。
頑張るのはいいけど、頑張りすぎて、倒れて、現地の人に手間を煩わすことになったら、何しににボランティアに行ったのかってことです。
なので、皆さん、他人は他人、自分のペースで作業をしましょう。
ボランティアは、作業もだけど、ボランティアの存在自体が現地の人の励みになると思います。
ボランティア先のおばあさんや、近所のおじいさんとかが、気さくに話しかけてくれました。
広島だけでなく、日本中から手伝いに来てくれる。そんなことが嬉しそうでした。休憩の合間合間に自分や近所の被災体験を話されてました。話すことで、気が紛れるのだろうなって思います。
これ、一人だったら、絶対に絶望で気が滅入るはずです。
日本中からたくさんの人が手伝いに来てくれる。そこで話をする。それが一番励みになるんだと思います。
だから、
・肉体労働なんて絶対無理、
・私1人が行ったところで大した役に立つわけがない。
・交通費分募金したらいいじゃん
と言わずに、ボランティアにくるべきです。
あと、僕がボランティアを勧める大きな理由は、自分ごとになるということ。
ボランティアをすることで、災害が、他人事じゃなく、自分ごとになります。
土砂や泥をかき分けるというのはとても辛い。でも、そのしんどさがあるから自分の肉体にその記憶・感覚が刻まれ、自分ごとになれます。
現場で現地の人の生の話を聞くだけで、被災者の気休めになるし、我々も自分ごとになれます。
7年前の東北、4年前の広島土砂災害も、自分は被災してないけど、ボランティアに行くことで自分ごとになりました。
だから、災害関係のSNSをシェアして満足するのではなく、自分の肉体を労働力として提供しましょう。SNSでは分からない肌感覚で理解できるはずです。
一方で、ボランティアをしたこと、募金したことを、ブログやSNSにあげる行為は、
「何様?、良いことやってるアピール、意識高い、自分探し、自己満足、承認要求の表れ、売名行為、偽善者、ウザい、日本人は沈黙が美徳だ」
など、否定的な意見も多いです。
でも、僕みたいなメタボなオッサンでもできると思っていただくことで、敷居を下げることができます。
身近な人が行くということで敷居がグッと下がります。
実際に僕のブログやSNSをみて東北にボランティアに行った方もいます。
黙るのは美徳だとは思いません。
「やらない善」より「やる偽善」だと思います。
もちろん、写真撮影など最低限のエチケットは必要ですけどね。
PS
こちらは、帰りのフェリーから見た。
おそらく、水尻
坂町
土砂崩れの爪痕が残ってます。
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