ポール・ポッツの半生を描いた映画『ワンチャンス』から、才能を殺さないための大切なことを学ぶ。
37歳でテレビのオーディション番組出演をキッカケにオペラ歌手デビューしたポール・ポッツの半生を描いた映画『ワンチャンス』を観ました。
笑いあり、爽やかな感動ありと、ライトな感じにうまくまとまった映画でした。
ポールは、イギリスのウェールズの工場地帯の田舎町の労働者階級の家庭で育ちました。
労働者階級の町、幼少のころからの人間関係が一生続くコミュニティの中、オペラだなんて、浮きすぎます。
案の定、子供の頃からずっとイジめられ続けました。
しかし、そんななかでも、母親はポールのやりたいことをさせ、根っからのガテン系の父親もオペラを嫌いながらも応援してないように見えて内心は息子の才能を認め放任しています。
バカにしていた周囲も、彼の圧倒的な歌唱力をきくほどに、一部の嫉妬するいじめっ子以外は、認める存在になっていきました。
そして、彼は37歳にしてテレビのオーディション番組に出演して、栄光を掴むのですが、その背中をそっと押したのが奥さんでした。
周囲の理解、背中を押す人の存在。
成功はその人の才能もありますが、1人では成功することはできません。
そして、私たちは、決して、人の夢を殺す人になってはいけません。
才能を殺さないためには、周囲の理解、応援する人、背中を押す人の存在が大切なんだということを、ポールのサクセスストーリーから教えてもらいました。
ポールのオーディション挑戦は、37歳のときでした。
普通は、37歳にもなって、まだ夢みとるのか、バカじゃない。
と思うでしょう。
でも、ネガティブなことを言う人のことは、どうでもいいです。
たとえ何歳だろうが、自分の本当にやりたいこと、夢を捨ててはいけません。
それが、何歳であろうとも。
松本清張は 41歳ではじめて直木賞候補となりました。
その後の活躍はご存知のとおり。
シュリーマンは、トロイアの遺跡の発掘をはじめたのが48歳でした。
51歳でトロイアを発見します。
カーネル・サンダースは60歳を過ぎて、フライドチキンのレシピを売ることを思いつき、事業を始めました。
アメリカの画家 グランマ・モーゼスは、75歳で初めて筆をとり、初めて個展を開いたのが81歳、そして89歳でホワイトハウスに招待されました。
人生の後半を濃密に過ごした偉人はたくさんいます。
夢は持ち続けましょう。
最低限、夢がなくても、人の夢を壊す人(ドリームキラー)になってはいけません。
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