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映画『チョコレートドーナツ』を観て、生きる価値について考えた

 

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資本主義の世の中で働いていると、

人間を優秀とかそうじゃないとか

使えるとか使えないとか、

そんな価値観で見てしまうことがある。

 

でも、ふと立ち止まって思う。

 

人間の価値って何なんだろう。

何のために生まれて来たんだろう。

能力がない人間は生きるに値しないのだろうか?

他人と違う人間は生きる価値がないのだろうか?

 

そんな中学2年生が考えそうなことをふと考えた。

 

映画『チョコレート・ドーナツ』を観たからだ。

 

 

この映画は、ゲイのカップルがダウン症の少年を引き取って育てるというお話。

彼らは、実の家族のように、いやそれ以上に幸せな暮らしを送るのだけど、同性愛をよく思わない人間たちの偏見により、家族は引き裂けられてしまう。

実際にあった出来事だとのこと。

 

残酷な現実を真っ正面から見据えた、救いようもなく、切ない話なんだけど、差別と偏見に戦った人間たちの心が、次の世代に繋がって行くんだという希望も感じとれた。

それは、近年の世界中でLGBTの権利が徐々に認められつつある状況も関係してるのだろう。

彼らの偏見との戦いが積もり積もった結果が、今に繋がっているに違いない。

 

 

しかし、そんな我々の住む文明社会においても、いまだにアフリカや中東の一部の国では、同性愛だというだけで、刑務所に送られたり、死刑になる場合もある。

 

我が国も笑っておられない。

そもそも日本はLGBTについて法的な権利をうたっていない。

先進国と名乗るのさえ恥ずかしい。

 

 

寛容さと幸福は比例する。

他人に寛容な社会は、住みやすい社会である。

多種多様な価値観を認め合う社会が、文明社会といえるのではないだろうか。

 

 

 

 

最後に、映画の話に戻る。

 

この映画は号泣必至。

ハンカチは忘れずに。

 

思い切り泣いたあと、

今以上に他人に優しくなれるはず。

 

 

 

 

 

PS、

LGBTについては、こちらの記事をご参考に

「LGBTについてあれこれ」

http://tatsuya1970.com/?p=929

 

 

 

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