バーナンキは正しかったか?
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本
覚えてますか?
2008年9月15日、リーマンブラザーズが倒産した日の事を。
株価が下げ続け、いつこの下落が終わるのか、奈落のそこまで落ちるのではないかと恐怖した日のことを。
ベアー・スターンズ、ファニーメイ、フレディマック、そしてリーマンブラザーズ、AIG・・・
本書は、グレートパニックに立ち向かった男たちのドキュメントである。
世界を救おうとした男たちの物語である。
本編の主人公は、FRB議長バーナンキ。
出演は、ドナルド・コーンFRB副議長、ケビン・ウォーシュ、ティム・ガートナー。
彼らとバーナンキをあわせ、四銃士と呼ばれる。
そして、フットボール選手の財務長官ポールソンと、豪華キャストで送る。
彼らジェダイの騎士たちは、グレートパニックという金融の暗黒面にどう立ち向かっていったのか?
ヨーダはシスの暗黒卿がすぐ近くにいながら気づかなかった。
FRB前議長グリーンスパンもまたしかり、グレートパニックはすぐ近くにいたはずなのに。
本書の題名は問う。
バーナンキは正しかったのか?
どうだろう。
バーナンキたちはたくさんのミスをしている。
しかし、バーナンキたちの奮闘なくば、世界は破滅していたかもしれない。
最善ではなかったかもしれないが、あの状況でよく乗り切ったのではないか。
「必要なことは何でもやる」
その覚悟により、議会、FRB内部の批判もはねのけ、あるいは調整し、なんとか銀行に資金を出し続けた。
銀行だけじゃない、FRBの管轄外の証券会社や保険会社を救済するという禁断の扉も開けた。
どこかの国の中央銀行のように何もせずに放置してはいない。
やれることは何でもやった。
現代の先進国は、中央銀行が統治する社会ということを、グレートパニックは改めて教えてくれた。
この世界の安定は中央銀行にかかっている。
選挙で選ばれた訳でない彼らが、納税者の金の使い道を決める。
民主主義の原則に反するかもしれないが、納税者は金融機関と同じ船に乗ってるから、ある程度はしょうがない。
金融システムの安定なくば、結局は、その害は巡り巡って納税者に帰ってくるからだ。
今は、グレートパニックの火は消火されたように見えるが、どこかにくすぶった火がありそうという懸念は払拭できてない。
量的緩和第二弾(QE2)で世界中にドルをジャブジャブばらまいているが、はたして今後どうなるか。
バーナンキから目が離せない。
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