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映画『百円の恋』を観て思う。負けたのは戦ったから。

公開日: : 映画感想文 , ,

 

Poster2

 

終わったのは始まったから

負けたのは戦ってたから

別れたのは出会えたから

 

~クリープハイプ「百八円の恋」より

 

 

 

 

たまに思うことがある。

自分の人生は、負けっぱなしだった。

勝利なんか手にしたことはない。

負け犬の人生だった。

 

 

いや、それは違う。

負けたといえるのは戦った証拠だ。

 

それよりも、本当に自分は精一杯戦ったのか?

全身全霊戦ったのか?

負けてもいない、ただ逃げてるだけなのか?

 

映画『百円の恋』を観てそう思った。

 

 

実家にパラサイトしているどうしようもない怠惰な32才女性が主人公。

ずっと、負け犬の人生を歩んでいたけれど、姉妹ゲンカをきっかけにやけくそで一人暮らしを始め、ボクシングに出会って、彼女は変わる。

怠惰な人生を送ってきた僕には、映画前半の主人公の惨めな気持ちがよくわかる。

惨めな人生を変えたいのか、惨めな人生を忘れたいのか、一心不乱にボクシングのトレーニングをする主人公に自分を重ねる。

そんな主人公演じる安藤サクラの存在感に圧倒される。

 

 

自分を負け犬だなんて言うな。

 

そんなことは戦ってから言え!

 

戦い続けること。

人生の意味はその中で見えてくる。

幸せって、夢を叶えること、成功することではないと思う。

戦い続ける過程の中に、幸せが存在する。

坂の上に雲が見えている、その道中を精一杯登っていく過程が、幸せであり、生きる意味なのではないかと。

 

 

戦おう。

戦い続ける限り、負けではない。

 

 

 

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