アジアで稼ぐ「アジア人材」になれ!
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本
今週の日経ビジネス最新号を見た。
「2030年のアジア」
何年も前から分かってた事だけど、激動するアジアを無視する事はできない。
といっても、私はドメスティックな企業で働き、グローバルな事にはまったく縁もゆかりもないので、関係ない。
イマイチ実感がわかない。
でも、一歩外に出てみたら。。。
近所のコンビニは韓国人の店員さん。
近所のよくいく居酒屋は、中国人の店員さん。
この居酒屋は銀聯カードが使えるし。
この前、東京に行った時、牛丼屋とコンビニで日本人の店員に遭遇しなかった。
もはや、身の回りも着実にグローバル化が進んでる。
というわけで、今回ご紹介する本は
『アジアで稼ぐ「アジア人材」になれ!』
著者は、日本国籍の男性と結婚し、日本国籍の子供と日本に住んでいる韓国籍の女性。
15歳の娘を日本の高校ではなく、シンガポールの高校へ進学させた。
この決断には、普通の人は、なんで?と思うかもしれないが、
数年後を見据えれば、至極当然の選択と思う。
私のまわりにはこういう人はいないけど、多分、先見性のある方は、こうしているに違いないと思う。
私たちは、勃興するアジアの中で、いかに日本人が井の中の蛙で、自ら置かれた状況を認識しようとしないのか。今の状態が永遠に続くと信じてる。いや信じようとしている。
いまだに、日本人以外のアジアの人たちのことを、心の中では、見下してる輩は多い。
根拠も無く日本人は優秀な人種だと勘違いしてる輩は多い。
しかし、私たちが、テレビのバカ番組を見ている間に、経済は中国に抜かれ、家電は韓国にやられてる。
私たちの給料の何十分の1くらいで、向上心あふれるハングリーで優秀な人たちがたくさんいる。
日本の自動車メーカーのタイ人の正社員が、日本人の派遣社員に技術指導するという話を聞いたことがある。
インド、中東、アフリカで日本人の存在は小さく、中国人、韓国人ばかりときく。
それでも、日本はアジアナンバー1と思ってる人は、以下のリンク先の記事を読んでほしい。
煽るわけではないが、もはや絶望な状況が見て取れるに違いない。
【どう生き残る?】日本のサラリーマンの絶望と希望を見つめる記事まとめ
http://matome.naver.jp/odai/2132850993257706701
日本企業の人に知ってほしい、外資系に見るグローバリゼーションの現実
http://togetter.com/li/245090
月給20万円で働く日本人、月給2万円で働くアジアの人々
http://togetter.com/li/244980
付加価値の高い専門職でさえも中国に流れていく時代
http://www.ngs-forum.jp/rblog/detail.php?cno=245
嗚呼!
私はもはや41歳
元祖天才バカボンのパパと同い年。
今からグロール人材になるのは、ほぼ不可能。
一歩転落すれば、アジアの最低賃金という重力の世界に落ちて行くのは必至な存在。
そうはいっても、自分は無理でも、次世代の日本人ために、著者がいうグローバル人材になるための条件を、ここに列挙しよう。
1.英語力
2.コミュニケーション力
3.異文化対応力
4.自己理解力
5.専門性
そして、もっとも必要なことは、
「ダイバーシティ力」
多様な価値観を許容すること。
人と違うことが素晴らしいと感じれること。
これは、同質性を重んじる日本にいてはなかなか身に付かない。
人と違うことでいじめられるような国では身に付かない。
著者のように、中学校を卒業したら、日本の高校とともに、アジアの高校も選択の1つにすることを真剣に考える時代が来たのかもしれない。
著者は私のようなオッサンにも一筋の光明を与えてくれる。
それは、明日から「自分グローバル化」を始めようってこと。
グローバル化とは、MBA取得とか留学ってことだけじゃない。
いつもと違った視点で周りを見れば見えてくる。
駅前で困ってる外国人に話しかけてみよう。
休暇で海外へ行ってみよう。
ほかにも、自分とは異質な人や事柄と接する機会を増やそう。
新しいことを始めよう。
それが、ダイバーシティ、そしてグローバルへの第1歩。
新しい事を始めるのに、年齢は関係ない。
まだまだ遅くはない。
アジア人材になろう!
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