全ての夢追い人への応援歌『ラ・ラ・ランド』

惜しくもアカデミー賞作品賞を逃したけど、あらゆる賞を席巻した話題の映画『ラ・ラ・ランド』を観た。
まず、オープニングの高速道路でのミュージカルで圧倒される。
今までいろんなミュージカル映画を見たけど、こんなすごいのは初めてだ。
これだけでも元が取れた。
そのすごいオープニングから最後まで、スクリーンの隅々までにジャズへの愛、映画への愛が溢れている。
そして、夢に向かって頑張る若者への愛に溢れている。
でも、ストーリーは、ベタベタなボーイミーツガール話。
きらびやかなハリウッドが舞台。
オーディションに落ちまくってる女優を夢見る女性と、自分の好きなジャズの店を開くのが夢の男性。
途中で、喧嘩したり、仲直りしたり、挫折したり、成功したり。
そんなベタでたわいも無い平凡な話なのに、伏線の張り方や話の展開のうまさで、映画ファンをうならせる。
こんなベタなボーイミーツガールな話をこんなにも面白い映画に仕上げるだなんて、さすが壮絶なジャズ映画「セッション」を作った監督だ。
特にラストの数分間は、「セッション」のように良い意味で「やられた」と唸らされた。
どんなラストかは映画を観てのお楽しみだけど、
これだけは言える。
見終わったら、
切ないけど、
ハッピーになれる。
人に優しくなれる。
そして、
明日から頑張ろう。
そんな気持ちになれる。
夢を持っている人
夢をあきらめない人
夢をあきらめかけてる人
そんな人にこの映画をすすめたい。
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