中国 深センで開催された IoT展示会「China International Internet of Thing Exhibition」レポート
公開日:
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最終更新日:2017/12/18
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ITといえばシリコンバレー、IoTといえば深センと言われる昨今、私は今年の5月ごろに、実際に自分の目で見なければと思いたちました。
ただ行くだけなのも芸がないので、何かIT系のイベントはないかとググってみると、思い立った日から一番近い日程に8月16日から18日開催の「China International Internet of Thing Exhibition」があり、ちょうどお盆休みが取れる時期と重なったことから、行くことにしました。
深センは広島からLCCで香港経由で行けます。飛行機代は往復でも2万円かかっていませんので、東京行くよりも安く済みます。
さて、この展示会は、公式HPによれば、今回で9回目を迎えるアジア最大のIoT展示会で、500企業の出展、10万人の来場者を見込んでいます。
しかし、ある深セン在住の方に言わせると、この程度の中規模の展示会は深センでは頻繁に開催されているとのこと。結構、盛っているのかもしれません。
公式HP
会場の「深圳会展中心」
Shenzhen Convention and Exhibition Center
受付
入館証
紙袋
参加企業 (写真タップで企業一覧へのリンク)
会場の雰囲気
約500社ブースがあり、全部見ることはできませんでしたが、会場はくまなく歩いたと思いますので、ざっと、自分の直感で、興味を持ったものを紹介します。
なお、私はIoTの専門家ではないので、専門用語の使い方など間違った表現があるかもしれませんが、ご指摘いただければ幸いです。
Seuic (江苏省南京市)
指にはめてピッとするだけで、バーコードが読める。
IoTによる工場生産ラインの工程管理の例として、QRコードをスマートウォッチやRFIDリーダーで読ませる例をよく聞く。
このデバイスもそういう用途に使えるなーと思った。
こうやってバーコードを読む。
Locaris (河南省郑州市)
距離測定に特化した会社。
この小さなデバイスU-LOCを持って歩くことで正確な距離、位置が図れます。
工場などいろいろな応用が考えられます。
室内を歩き回って移動経路を示すデモ動画に目がいきました。
以降、会社名忘れてしまったけど、ザーっと紹介。
スマートハウス系が多かった。
中でも、スマートミラー!
普通の洗面所にあるタイプ
「智能魔鏡」とは、何ともおどろおどろしい。
オッサンが写ったこの写真では何のことやらわからないでしょうけど、スマホの機能が鏡についたもの。
体重もわかるし、歯磨きしながら今日のニュースや天気予報が見れたりします。
化粧台にあるようなオシャレなタイプのスマートミラー
「鏡よ、鏡よ、世界で一番美しいのは?」
って話すと、スマートミラーが答えてくれるか質問したら、担当者は苦笑いしてた。
朝起きて夜寝るまでスマートライフをご提案
スマートスピーカーでいろんなことできる。
Zigbeeって言葉が、至るところに。
会場中、Zigbeeだらけだった。
スマートハウスでは、Zigbeeの時代なのかな?
RFIDも多かった
RFIDが組み込まれた色とりどりの腕バンド
ナイジェリアの投票カードにもRFID
不正を防ぐため。
RFIDのシールってこんなに薄いんだ。
スマート冷蔵庫
よく見ると、各商品にRFIDシールがついてる。
ほらっ
アマゾンGOは画像認識だけど、
RFIDでもアマゾンGOみたいなことできそう。
他にもRFIDっていろんなことに使われてるんですね。
スマートシティ系も多かった。
高齢者の見守りサービス。
中国の省電力広域電波規格LoPoを使ってる。
LoRaWanみたいなものらしい。
ロボットもたくさんあった。
ロボットはビジュアル的にインパクト強いので、つい覗いてしまいます。
ウェイトレスロボット
ロボットの討論会
子供の教育用のロボットも多かった。
左側のロボットの画面には恐竜のAR。
指で恐竜をスワイプしたり回転したりできる。
人工知能とは大げさだけど、顔認識で顔を覚えてくれる。
ニーハオって言ったら答えてくれた。
スマートスピーカーに顔がついたようなもの。
どこかで見たようなロボットがたくさん
シンクロして踊ってた。
深センでは、パクリとは言わず、キャッチアップというらしいです。
てなわけで、
ざっと、紹介いたしました。
今後の自分の業務や、創作活動に大きなヒントを得ることができました。
それでは最後に質問です。
IoT って、何の略か知ってます?
答えは
It’s Our Time!
ある展示の方々がそういうTシャツを着てました。
まさにそうかもしれませんね。
私も、Ourって言えるように、キャッチアップしていかねばと強く感じました。
ではでは。
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