竜馬がゆく (五)
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:
本
司馬遼太郎の「竜馬がゆく」をNHK大河ドラマ「龍馬伝」の進行に合わせて紹介するシリーズ。
大河ドラマに遅れてますが、そろそろ追いつきます。
今回は5巻です。
池田屋の変、蛤御門の変と攘夷派の勢いがなくなり、
神戸海軍塾閉鎖に至るまで。
長州の来島又兵衛の活躍と
竜馬と西郷の初対面シーンがみものです。
(鈴虫がキーポイントです)
では、いつものように、印象に残ったセリフを抜粋
こまごまとした議論よりまず玉をとることだ
(来島又兵衛)
命も要らず、名も要らず、官位も金も要らぬ人は、始末にこまるものなり。
この始末にこまる人ならでは、艱難を共にして国家の大業は成し得られぬものなり。
(西郷隆盛)
茫漠としてとらえどころなし。
ちょうど大鐘のごとし。
小さく叩けば小さく鳴り、大きく叩けば大きく鳴る。
(竜馬の西郷評)
坂本竜馬とは、西郷をぬけめなくしたような男だ
(勝海舟)
他日、海上でわしは幕府艦隊をひきいてお前さんを討つかも知れねえ。
そのときは、そっちも艦隊を自由自在に切りまわして存分にやりな。
(勝海舟と竜馬の別れのシーンで勝が竜馬に言った言葉)
西郷隆盛の登場で、ついに幕末の英雄が勢ぞろい、江戸時代の終わりの始まりです。
竜馬は西郷とも知己となり、次巻いよいよ薩長同盟へ奔走します。
第1巻についてのブログ記事はこちら
http://pub.ne.jp/TakeTatsu/?entry_id=2723800
第2巻についてのブログ記事はこちら
http://pub.ne.jp/TakeTatsu/?entry_id=2822622
第3巻についてのブログ記事はこちら
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第4巻についてのブログ記事はこちら
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