20歳のときに知っておきたかったこと
マイケン・サンデル教授以来、有名大学の講義ものがブームらしい。
今度はスタンフォード大学の特別授業。
アントレプレナーとイノベーションの講座だ。
「20歳のときに知っておきたかったこと」
20歳のときに知っておきたかったこと スタンフォード大学集中講義 | |
ティナ・シーリグ Tina Seelig
CCCメディアハウス 2010-03-10 |
タイムマシンに乗って、20歳の私に贈りたい。
よく言われることだけど、
改めて思う。
やっぱり、情熱をかけられることを仕事にすべきだ。
そして、情熱だけじゃなく、情熱とスキルと市場が重なり合うところ。
それが、スウィート・スポットなのだ。
こんなに楽しんでいてお金をもらっていいのかと思えることを仕事にする。
これが理想なのだ。
最悪なのは、仕事にまったく興味が持てず、その分野のスキルもなく、いまやっていることを活かせる市場もない場合。
たとえば、雪が嫌いでセールスの腕のないのに「エスキモーに雪を売るセールスマン」になってしまうこと。
最悪だけど、夢がないとこうなってしまう。
自分の情熱を捧げることが何か を知らないと、「ブラック企業」しか道は残ってない。
チャンスは無限にある。
問題の大きさに関係なく、いまある資源を使って、それを解決する独創的な手法はつねに存在するのに、たいていの人は解決できるはずがないと決めてかかってるので、目の前に独創的な解決法があっても気づかない。
解決されるのを待っている問題は、いつでも身近にある。
グーグル共同創業者ラリー・ペイジが言うように
できないことなどない、と呑んでかかることで、決まりきった枠からはみ出よう!
そして、できるだけ大きく考えよう。
小さな目標を決めるよりも、大きな目標を掲げた方が楽なことが多い。
小さな目標の場合、達成する方法は限られている。それをはみ出るとうまくいかない。
大きな目標であれば、時間や労力をかけれるし、達成する方法も多い。
そして、大きな問題に立ち向かおう!
サン・マイクロシステムズ共同創業者のビノッド・コースラもこう言っている。
「問題が大きければ大きいほど、チャンスも大きい。大して問題でないものを解決しても、誰もカネを払ってはくれない」
また、当たり前のようだけど、成功者によくある特徴。
それは、
よき観察者であり、開かれた心を持ち、人当たりがよく、楽観的なこと。
さまざまな人間に会おう。
どこかに出かけて、誰かに会おう。
扉はたくさんあり、その向こうには驚くほどのチャンスがあるのだから。
そして、本書の最後の言葉が我々を元気づける。
予想できる道を外れたとき、常識を疑ったとき、チャンスはいくらでもあり、世界は可能性に満ちていると考えることを自分に許可したときに、飛び切り面白いことが起きるんだと。
世界は希望と可能性に満ち溢れてる。
狭い世界にとじこまらずに、あとはやるだけだ。
Just Do It !
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