沸騰都市のそれから
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ドキュメンタリー
昨年好評だったNHK特集「沸騰都市」
その中から金融危機前に放送されたドバイ、ロンドン、ダッカ、イスタンブールが
その後どうなったかを本日放送してました。
放送時は繁栄を極めていたこれらの都市も金融危機の影響から免れず、
バブル崩壊に苦しんでいる。
アメリカ発の金融危機が世界の末端の人々の生活まで大きな影響を与えています。
例えば、ドバイのバブル崩壊により、バングラディッシュからの外国人労働者がリストラされ困窮しています。
トーマス・フリードマンは、かつて「フラット化する世界」と言ったが、
世界がフラットなため、アメリカ発の金融危機もすさまじいスピードで世界中に伝播していった。
しかし、欧米とは一線を画しているイスラム社会は
イスラム金融という資本主義とは違う秩序を持っており、
イスラム教という同じ価値観での連帯感を武器に
金融危機後の新たな大きな勢力になるのではないかと予感させる。
特に、ドバイは株価がピーク時より76%下落、不動産価格50%下落と、すさまじいバブル崩壊にあったが、
これをチャンスととらえたシンガポール、ロシア、アフリカから熱い視線を得ており、
高度成長のリスタートを予感させる。
ドバイの開発会社ナキール社の代表はこんな感じのことを言っていた。
「金融危機は大変だったが、おかげで今は将来のことを考えられる小休止になっている。
ここで反省し、学習することで、我々はさらに強固になった。
金融危機後には、更に発展するだろう。」
商魂たくましい世界中のビジネスマンは、金融危機だろうが、常に次のチャンスをうかがっている。
私もここでのんびりしている場合じゃない。
今は100年に1度の大恐慌。
イコール100年に1度の大チャンスなのだから・・・
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