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野比家の借金 〜人生に失敗しないお金の考え方

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世間はゴールデンウィークです。
新入社員の方々は、ほっと一息といったところでしょうか。
さて、最近はどうか知りませんが、
私が若い頃(20年前)は、社会人になったらまず生命保険にはいるのが大人の努めだと言われ、
特に疑問も持たずに会社に来る生命保険のおばちゃんが薦める定期付終身保険に加入しました。
バカですね。
独身なのに、保険に加入する意味がわかりません。
じゃあ、だれを死亡受取人にしたかって?
死亡受取は親にしました。
バカですね。
自分が死んで親に金が入って、何の意味があるのでしょう。
すこし分別がついた数年後にはすっぱり解約しましたが、
いやー、無駄な保険料を払いました。
私の黒歴史の一つとして、忘却の彼方へ捨てたいものです。

ということで、
昔の私のように、自分の頭で考えず、他人から言われるがまま、みんながしてるからという理由で、高額な商品を購入する人がなんと多いことか。
今話題になってるMRIにしても、なぜ自分が理解できない商品を買うのでしょうか?
そうはいっても、私たちもそういう人を笑っておられません。
保険もそうですし、住宅もそうですから。
保険に入る前、住宅を購入する前に、まずはこの本を読んでから、もう1回考えてみましょう。
漫画ドラえもんのエピソードを例にとりながら、お金について考えさせてくれます。
「野比家の借金」


結論からいうと、
この著者の考えは
「住宅は買うな」「保険に入るな」「早く結婚しろ」
ということ。
この考えに対して、異論反論オブジェクションはたくさんあることでしょう。
しかし、著者の本当にいいたいことは、物事の善し悪しではなく、自分のアタマで考えようってこと。

賃貸がいいか、持ち家がいいか
保険に入るべきか、入らざるべきか
私たちはハムレットのように悩み、選択してきました。
この種の議論については、いろいろな考えがあり、何が正解というのはありません。
自分の人生をどう生きたいかという人生観、ライフスタイルにフィットする選択であれば、まったく問題はありません。
冒頭の私の保険加入の黒歴史のように、
他人に言われたから、みんながしてるから、
という理由で本当に高額な商品を買うんですか?
ってこと。
保険に入るのは社会人の常識
持ち家を購入するのは一家の主の努め
あなた、結婚したら、次は家よねー♡
とかいう、よく分からない理由で購入するのは、やめましょうってこと。

金融業界に勤める私でさえ、独身なのに定期付終身に入るという愚を犯すほどですので、
どれだけ我が国では金融教育がなされてないかということなのでしょう。
だから、子どもへの金融教育については、
多分学校では無理でしょうから、家庭で防衛するしかないと思います。

でも、子どもにお金の話をするのは、ちょっと。。。
それは自分の無知を隠す言い訳に過ぎません。
将来、自分の子どもがカモられてもいいのなら別ですが。

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