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カンボジアをブラタツヤ[その4:シェムリアップ → プノンペン バスの旅(後編)]

公開日: : 最終更新日:2015/01/01 ブラタツヤ , , , , ,

 

前回までのあらすじ

カンボジア旅行中。
シェリムアップからプノンペン行きのバスが故障で立ち往生
なんとか替わりのバスがやってきた。
さあ、これからどうなる。
明日はどっちだ!

 

さあ、替わりのバスに乗りこむぞ。

アモ(カンボジア人の男性)が近くに座れと、指差したところは、
ビヨンセ似のカンボジア美人のとなり。
「Hi」と声をかけるも、ビヨンセはとくに反応なし。
まあいいか。
ほんまにビヨンセか、そんな訳ないだろうという声は無視。
僕の中ではビヨンセとしてだいぶ妄想が入って美化されてる。
写真を撮ってないので余計美化されてるかも。

さて、定刻より約3時間も大幅に遅れ、11時発。
今度のバスは大丈夫そうだ。
スイスイ、スイスイ。
ゴーゴー、バスは行く。
道は舗装されてたり、されてなかったり、
道路のぼこぼこが半端ない。

バス内は、カンボジアンPOPSのDVDが流れまくる。
大昔の日本の歌謡曲みたいのもあれば、K-POPみたいなのもある。
いかんせん全部同じ曲に聞こえる。
ビデオはほとんどが農村が舞台。
そこで若い男女がデートしてる風景。
それを女の母が家柄が合わないかなんかで邪魔するという設定ばかり。
おっと、きゃりーぱみゅぱみゅ みたいなのも流れて来たぞ。
見てて飽きない。

そうこうするうちに、休憩タイム。
アモは「一緒に昼飯食おうぜ」と僕を誘ってくれる。
いいヤツだ。
こんな感じのお店。
超ローカル。

ビックリしたのが、こんなカンボジアのど田舎のお店なのに、フリーWi-Fiがあること。
さすが。
これは、日本も大いに見習うべきところ。
フリーWi-Fiが少ない日本で、どれだけの外国人観光客が困ってるか知る日本人は少ない。
日本で「Wi-Fi使えます」ってシール貼ってるお店増えたけど、そのキャリアじゃないと使えないのばかり。
なにが、「お・も・て・な・し」だよ。
カンボジアのど田舎よりも遅れてるくせに。
おっと、Wi-Fi話はこれまでとして。

さて、昼飯だ。
昨日ローカルのお店で食事したあとから、ずっとおなかの調子が悪いので遠慮しようとおもったけど、
せっかく誘ってくれたので、アモの家族と席を一緒にする。

「ソーリー、お腹の調子が悪いんだ」
と言いながら、生野菜と魚を避けて、少しだけ食べた。
周りを見渡すと、ここで食事をしてるのは、カンボジア人しかいない。
白人のバックパッカーたちもいない。
やばいかも。
生野菜、生魚、もちろん氷は、食べてないから大丈夫だろう。

アモと、いろいろ話した。
アモはアンコールワットなどの遺跡の公式ガイドで、スペイン語、英語を操る。
日本人とも仕事をしたことがあり、日本語も少し分かる。
明日プノンペンで、ドイツ大使館での仕事の面接があるので、上京ならぬ上プノンペンするのだ。
うまくいけば、ドイツに行けるかもって言ってた。
(ほんとかなあ?)

ここで、思い出す。
海外で、現地の人が親しく近寄って来たら疑え!
という鉄則があることを。
現地の人との交流なんて幻想を求めたら痛い目に遭うってこと。
同じバスの乗客だし、家族連れだし、
多分大丈夫だろう。
が、100%信じたらいけないかもしれない。
アモは、FacebookのIDを教えてくれた。
見ると普通の若者のFacebookだった。
ガイドとして知り合ったであろうたくさんの外国人の友達もいた。
数日前に「プノンペンのドイツ大使館に面接に行くよ」といった書き込みもあった。
なるほど、Facebookは怪しい人物判別器として機能することを知った。

さて、休憩時間が終わり、バスに戻る。
すると、隣の席のビヨンセが話しかけて来た。
「ご飯食べたの?」
「あの家族と一緒に食べたよ、おいしかった」
って答えたら、ビヨンセは人なつこい笑顔を見せた。
さっきまでのぶっきらぼうな感じとは全然違う。
多分、カンボジアのローカルのご飯を食べたから好意を持ってくれたのかなあと勝手に解釈する。
これ以来、道中、ビヨンセと、とりとめもないことを楽しくおしゃべりした。
ビヨンセも、日本には良い印象を持ってるようだ。
日本はたくさんカンボジアに投資してくれてる。
JSAのように遺跡保護に尽くしてくれている。
って。
海外で活躍する日本人のおかげで、
何もしてない僕が感謝される。
彼らに大きな感謝の気持ちを感じリスペクトする。
自問する。
そういう自分は誰かの役にたってるのだろうか?

とはいえ、たったTOEIC785点の僕のつたない英語では、浅い会話ばかり。
あー、もっともっと英語がうまくなりたい。
アモもビヨンセも、トゥクトゥクの運ちゃん、みんな英語ペラペーラ。
植民地だったから?
英語を話すほうがいい職につけるから?
なぜ、僕たち日本人の多くは英語を話せないんだろう。
中高大と、英語の勉強時間は、たくさん費やしたはずなのに。。。

引き続き、プノンペンへ向う。
デコボコの道をひたすら走る。

途中で、バッファローに道をゆずったり、
停留所に泊まってると、子供がバスの中まで入って来て物を売ってくるなど、
いろんなことがあり、
デコボコの道をひたすら走る。

パームツリーだ。

これぞ、カンボジアって風景。

休憩が2時間に1回くらいある。
ドライブイン(?)の光景

こんなの売ってた。

おなかの調子の悪い僕は、カンボジアローカルのトイレで用を足す(大きい方)という貴重な経験をした。
カンボジアのローカルのトイレは和式タイプで、便器の横にある水槽から水を汲み、その水を手にとりお尻をふく。もちろん手は水でよく洗う。
こんな僕でもちょっと抵抗があったので、尻は持参のトイレットペーパーで拭き、その紙はゴミ箱に捨てた。
※ゴミ箱があるところはこれも可。ただし紙は便器に流してはいけない。詰まる可能性が高いから。
※トイレットペーパーは普通置いてないので、持参することが必須。

休憩中、現地の男の子が洗車してくれてる風景。

さて、プノンペンまであとわずか。
いつの間にか、DVDは「少林サッカー」
こういう体をはったギャグは万国共通なんだよなあ。
カンボジア人と爆笑しながら鑑賞。
隣のビヨンセも笑ってる。
午後2時には到着してるはずが、もうサンセット。

もう当初到着予定時刻を4時間以上過ぎてるが、
そんなこともうどうでもいい。
誰も何も気にしてなさそう。
でも、早く到着して普通にプノンペン観光するよりも、
こっちの方が面白かった。

美しいカンボジアの夕日。

カンボジア人と「少林サッカー」を観ながら、夕日を観る。
なんという至福の時間なのだろう。

ついに、首都プノンペンに到着。
午後2時に着くはずが、
午後7時。
途中バスの故障があったので、しょうがないけど、11時間もかかった。
つかれたびー。
もう外は真っ暗。
バスの外に出た瞬間、トゥクトゥクの客引きが押し寄せてきて、ぐちゃぐちゃになる。
その中でやっと自分のバッグをたぐり寄せる。

周りを見渡すと、ビヨンセの姿が見当たらない。

僕の名前を呼ぶ声が聞こえる。
アモだ。

「アモ、彼女にさよならの挨拶ができなかったよ」
「タツヤ、それは残念だったな」

アモは僕のためにトゥクトゥクをつかまえる。
そろそろお別れだ。
See you.

「アモ、明日のドイツ大使館の面接がうまくいくことを祈ってるよ」
「アモ、いつかまた世界のどこかで会おう」
もちろん、ドイツで。

プノンペンの夜はふけていく。

 

その5へ続く

カンボジアをブラタツヤ(その5:プノンペン)

http://tatsuya1970.com/?p=916

 

 

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