ベトナムをブラタツヤ(2日目昼間:ハノイ)
ベトナム2日目
5月3日 朝
起きると、体が鉛のように感じる。
熱を測ると39度近くある。
やばい。
今日の昼に、ハノイ在住のフィリピン人ウォルターと会う約束してるのに。
彼は、5年前フィリピンのセブ島の英語学校で勉強したときの英語学校のマネージャーで、今はハノイで英語を教えている。
ウォルターに会えるのはフェイスブックのおかげ。
この旅の出発2日前にふとフェイスブックをダラダラ見ていたら、ウォルターのプロフィールにハノイ在住とあったのを発見し今日に至る。
まさにフェイスブックマジックと言える。
とはいえ、ここまで来て会えないなんて、残念無念になりかねん。
昼までに熱を下げるしかない。
以前インフルエンザにかかった時に処方されて余った頓服を飲んで寝る。
そして、
彼との約束の30分前にセットしていたiPhoneのアラーム音で起きる。
熱は38度を切っていた。
頓服、ありがとう。
なんとか行けそうだ。
ウォルターは、約束の時間より少し早くホテルのロビーで待っていた。
フィリピン人は時間にルーズだと言うが、そんなことはない。
彼は、ベトナム名物川魚料理「チャーカー」の人気店に連れていってくれた。
Cha Ca Thang Long
https://www.tripadvisor.jp/Restaurant_Review-g293924-d1123439-Reviews-Cha_Ca_Thang_Long-Hanoi.html
川魚と香草の鍋。
グツグツ
マゼマゼ
ヘルシーだけど腹持ちもよく、とっても美味しくて、体の不調が吹っ飛んだ。
チャーカーおすすめっす!
せっかくなので、ウォルターと記念写真。
その後、ウォルターは午後から仕事だというのに、ハノイ市内を色々案内してくれた。
移動はやっぱりウーバー。
ウーバーはしっかりと地元の足になってるようだ。
「仕事は大丈夫?」
と聞くも、
「わざわざ日本から自分に会いに来た友人をもてなすこと以上に大事なことがあるか?仕事は毎日あるけど、君とここでこうしていることは2度とない。」
ようなことを言ってくれる。
ウォルター、君はなんていい奴なんだ!
ホアンキエム湖に案内してくれた。
ここはハノイ市民憩いの場。
散歩を楽しんだり、のんびりたそがれたり。
ハノイ市民の穏やかな日常がそこにある。
玉山祠
伝説の亀を祀った亀の塔
ウォルターはホアンキエム湖の伝説を教えてくれた。
湖に住む亀から授かった剣で、中国支配からベトナムを解放した英雄の話。
その剣はこの湖に眠っていると言われる。
その英雄がこちら。
リー・タイ・トー
それにしても暑い。
気温33度。
涼もう。
ハノイで大人気のカフェ「コンカフェ」
共産主義がテーマのレトロなカフェで、ハノイに何店舗かあり、ホーチミンにもお店がある。
そして、お次はアイスを食べる。
夜には長蛇の列になるという、ハノイっ子に大人気のアイスキャンディー屋さん。
ライスキャンディーを食べた。
うまいうまい。
ウォルターがいなかったら、こんなお店には絶対来れなかった。
マジでありがとう。
そして、その足で、高級ショッピング街へ移動。
高級ショッピング街の奥には、オペラ座が。
パリのオペラ座みたいだ。
金融マンの私が興味を持ったのが、
オペラ座の向かいにあるハノイ証券取引所。
ウォール街みたいにチャージングブルがいる。
(ウォール街に比べたらしょぼいけど)
ホーチミン博物館
一柱寺
そして、ホーチミン廟
ホーチミンの遺体が安置されている。
朝は一般に開放されていて長蛇の列だそうだ。
西湖
西湖のほとりにある鎖国寺
ベトナム最古のお寺。
巡礼のおばちゃんがたくさん、入り口の前にたむろってた。
ここで、ウォルターは仕事があるので、お別れ。
ウォルターは、
「仕事が終わってから、夜も飯を食いに行こう」
と誘ってくれた。
なんて、いいヤツだ。
夜が、楽しみだ。
僕は、引き続きブラブラする。
もちろん、移動はウーバーで。
このオッサンのマークが気になった。
教会だ。
ハノイ大教会(セント・ジョセフ教会)
アーメン
街のいたるところにあるこんなポスター。
ベトナムが社会主義国であることを実感。
色使いなどデザインは懐かしくもあり、新鮮で、クールに感じる。
そして、
社会主義といえば、
ジャジャジャーン
レーニン!!
ここはレーニン公園。
市民の憩いの場になってて、スケボーに興じる少年がたくさんいた。
彼の祖国旧ソ連ではほとんどのレーニン像が破壊されたのに、ここハノイのレーニン像がスケボーの少年と共存してるという状況が現代のベトナムの何かを象徴してる気がする。
(何かって何?)
かつてレーニンに影響を受けた人間が何億人といた。
共産主義という理想郷を信じた何億人の人間がいた。
中には人生を狂わされた人間もたくさんいた。
スターリン、文化大革命、ポルポトなどの過激な共産主義思想で何千万人の人間が苦難を味わった。旧ソ連は中東に進行し、それ以来中東は混乱したままだ。
そんなことを思うと、諸行無常を感じるヒトコマで、なんともいえない気持ちになる。
レーニン像の向かいにあるタンロン遺跡。
最後に、ウォルターに勧められたハノイ名物「エッグコーヒー」の有名店
Giang Cafe
https://www.tripadvisor.jp/Restaurant_Review-g293924-d1467224-Reviews-Giang_Cafe-Hanoi.html
狭い入り口。
ウーバーで来なければ絶対分からなかった。
中はレトロでオサレだった。
エッグコーヒーって、その名の通り、コーヒーに卵の黄身が乗っかている。
なんじゃこりゃ。
と思ったけど、濃いベトナムコーヒーが卵の黄身でまろやかだ。
ハマりそう。
ハノイに来たら、ぜひ、エッグコーヒーをご堪能あれ。
おっ、そういえば、いつの間にやら、自分に熱があることすら忘れてた。
好奇心は熱を凌駕するのかも。
ウォルターのおかげで、普通じゃあできない体験をたくさんできた。
ありがとうウォルター。
というのは、まだ早い。
続いて、夜の部が待っている。
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