「Startup Weekend Tokyo 深圳」に参加しました。
公開日:
:
最終更新日:2018/05/06
IoT, スタートアップ, ハッカソン・アイデアソン, 深圳 Startup Weekend Tokyo, 深
いつか起業したいなーという思いはあるのですが、ずっと「いつか」ばかりで実行力のないTatsuyaです。
先日、そんな自分に喝を入れるため、Startup Weekend に参加しました。
Startup Weekendでは、
金曜夜から日曜夜まで54時間かけて「スタートアップ」を体験します。
アイデアをカタチにするための方法論を学び、スタートアップをリアルに経験することができます。
2007年にシアトルで始まり、これまで150カ国以上、1200都市で開催され、2万以上のスタートアップが生まれているという世界的なイベントなのです。
私自身の肌感覚では、ハッカソンとアイデアソンの間で、それをビジネス寄りにしたという感じです。
ずっとStartupWeekendに参加してみたいと思っていて、今回、ゴールデンウィークに深圳で開催するということをきき、旅行がてら参加を決めました。
詳細はこちら
これで、私は、深圳に行くのが、昨年の8月以降3回目です。
「何度も海外へ行って贅沢だ。けしからん。」と思われているようですが、広島から深圳への航空運賃は、広島から東京に行くのと大して変わりません。
「海外だから贅沢」という1ドル360円で固定されてた時代と変わらない無知な先入観がどれだけ、世界を狭くしているのでしょうか。
さて、ザーッとつらつら綴ります。
最初は、自分のアイデアがある人は、1分間の「1枚のペーパーとしゃべり」だけのピッチをします。
せっかく深圳まで来たので、大したアイデアではないけど、行きの飛行機の中で考えたアイデアをピッチしました。
そこから、ピッチのアイデアを壁に張り出し、参加者全員で投票して、チームビルディングを行います。
私のアイデアは落選。
上位8チームに絞られました。
私は、「仮想通貨IoTゴミ箱」チームにハッカー(開発者)として参加しました。
これは、ゴミを捨てると仮想通貨がもらえるというアイデアです。
プロダクトが面白いというプロダクトアウトから始まったので、そもそも何を解決するサービスなのか、マネタイズはどうするのかといったことに落とし込むのに苦労しました。
朝令暮改、ピボット当たり前、議論はなかなかまとまりません。
(ピボットって言葉今回初めて知った)
ハッカソン、特にMashupAwardsなら、完成されたプロダクトが面白ければそれでいいですが、Startup Weekendは違います。実際にビジネスとしてどうなのかを考えないといけません。
2日目は宿泊先のホテルの部屋で、ほぼ徹夜で開発作業を実施しました。
(すいません、私は3時ごろ寝ました)
私はラズパイを持参してたので、最初はラズパイ周りをいじってましたが、私の遅い作業に見かねたエンジニアの方がチョチョイのチョイで、私が寝ている間に短時間でプロトタイプを形にしてくれてました。
ゴミ箱の取っ手を開くと、照明センサーがそれを検知し、ラズパイで仮想通貨の金額を計算して、現在の残高をサーバーへ送る。
その人は、ラズパイ触るのは今日が初めてだったそうです。
さすが、プロは違います。
あと私には、そのスマホアプリに表示するというところが託されました。
四苦八苦した挙句、なんとか、発表開始前ギリギリにスマホアプリを間に合わすことができました。
あとは発表です。
みなさん、場慣れしてるようで、ピッチがとてもうまいです。
私たちのチーム「IoG (Internet of Garbage)」の番がきました。
寸劇を入れたり、実際のデモを見せたりと、健闘したつもりでしたが、審査員からの厳しい意見にボロボロでした。
さて、優勝は、中国の女性向けの化粧のポータルサイトでした。
すぐにでも事業化できると、審査員に大きな評価を得ていました。
とはいえ、実際にプロトタイプを実装したのは、私たちのチームだけだったようでした。
そこは誇るべきことで、これが普通のハッカソンなら優勝してたことでしょう。
こういう思いつきのようなアイデアからすぐプロトタイプを作るのが深圳流だと思うので、結果はともあれアプローチは間違ってなかったと思います。
最後に、3日間、スタートアップを疑似体験できて大変有意義な時間を過ごしました。
プロのエンジニアに混ざって、多くのことを学び、感じました。
足手まといになってしまい、今まで独学でやってきたことの限界と課題が見えてきました。
あと、今まで他人のピッチを評論家ぶってけなすことが多かったですが、いざ自分がやるとなるととても難しいことを実感できました。
色々なことが明確になりました。
そろそろ自分のビジネスを始めなければと思ったいいキッカケになりました。
自信ある起業アイデアができれば、どこかのStartup Weekendに参戦したいと思います。
アドバイザーの方が言っておられました。
ピッチは1回で成功するわけがない。
何度も何度もやって失敗して経験を積むこと。
今日がその初めの1歩だったってこと。
みなさん、またどこかでお会いしましょう。
(最終日の打ち上げで、チームIoGのメンバーと)
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