映画作りのワクワク感に溢れた傑作『カメラを止めるな!』を観て(ネタバレなし)
僕は、勤務先の送別会や忘年会などの余興で動画を作ることがよくある。
普通のサラリーマンにしては、結構なレベルの作品だと自負してるし、毎回驚かれる。
僕はパッと見は普通の冴えないオッサンなので、
僕の動画を見たことない人には、僕がこういう作品を作れるとは思われてない。
そんな僕が至福を感じる時は、
僕の作品を見てる人が、驚嘆したり、ウケたりする様子を見るときだ。
そして、一番至福を感じる時は、
僕がこういう作品を作れるとは思ってない人が、
僕の作品を見た後に、明らかに、僕を見る目が変わることだ。
自己承認要求が極限にまで満たされる瞬間だ。
その原体験は、小学生、中学生の時に、8ミリカメラで映画を作って、学校のゆとりの時間かなんかで上映した時に遡る。
自分の作品を見て、皆が感嘆すること。
そこに何ともいえぬ恍惚感を感じた記憶がある。
話題の映画『カメラを止めるな!』を観て、
そんな大昔のことを思い出した。

映画「カメラを止めるな!」は何を言ってもネタバレになるから、何もいえない。
情報を遮断して観に行った方がいい。
予告編のYouTubeも観ないほうがいい。
1つ言えることは、映画を作るってことの愛に満ち溢れた映画だ。
鑑賞後「やられた」って唸ると思う。
監督のしてやったりという顔が思い浮かぶ。
観客が驚いたり、うなったりする姿を思い浮かべながら作ったんだろうなあ。
作品ができたら、早くたくさんの人に見てもらいたいとワクワクしたんだろうな。
映画会社のお偉いさん向けの試写で、
最初の30数分の間、ドキドキしてたんだろうな。
「席を立つな、席を立つな、このあとが凄いんだから」
って。
8ミリ映画を作った子供のように、
余興のビデオを作ったオッサンのように、
親や友達にワクワクしながら見せる。
みんなの驚く顔が見たい一心で。
映画を作ること、
観客を驚かすこと、唸らせることを心底楽しんでる。
そんな、製作者の映画へのワクワク感に溢れた作品。
映画、作りたくなった。
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