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アルケミスト

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今日は、ブラジルの人気作家パウロ・コエーリョの『アルケミスト』の紹介。
アルケミストとは「錬金術師」のこと。
羊飼いの少年が夢に導かれて砂漠を旅をし、錬金術の秘密を手に入れるという童話風の物語。
あの一休.comの森社長が、日本生命でのキャリアを捨ててまで、起業するキッカケとなった本だとある雑誌で紹介されていたので購入した。

それでは本書の紹介。
「マクトゥープ」
「それは書かれている」という意味。
この言葉が本書の根底に流れている。
運命はすでに神によって書かれている。
過去を悔やんだり、未来に悩むヒマがあれば、今日を精いっぱい生きろと。
ラクダ使いは言う。

食べているときは、食べることしか考えません。
行進するときは、行進することだけに集中します。
なぜなら、過去にも未来にも生きていないからです。
私は今だけにしか興味を持っていません。
もし常に今に心に集中していれば、幸せになれます。

そして、一番のテーマは
「人が本当に何かを望むとき、全宇宙が協力して、夢を実現するのを助ける」
ということ。
夢を追求する人間は幸福だ。
全身全霊、夢に向かえば必ず叶う。
しかし、私を含め大多数の人間は、夢を追求することを恐れている。
自分なんかには実現できないと思ってるし、本当に実現しないことが分かったときに傷つくのを恐れている。
そして、いつの間にか「他人がどう思ってるか」という「他人の人生」を生き、それを言い訳にしている。
錬金術師は言う

傷つくのを恐れることは、実際に傷つくよりもつらいものだ。
夢を追求しているときは、心は決して傷つかない。
それは、追求の一瞬一瞬が神との出会いであり、永遠との出会いだからだ。

さらに、錬金術師の言葉が胸に突き刺さる。

おまえはその後の人生をずっと、
自分は運命を探求しなかった、もうそうするには遅すぎる
と思って、暮らすだろう。

年老いたときに「あのとき出来たのに、なぜ挑戦しなかったのか」と悔やむことなきよう、1日1日を大切にしよう。
そして、他人のことで悩むほど人生はヒマではない。
これを書いてたら、アマゾンの創業者ジェフ・ペゾスがウォール街の輝かしいキャリアを捨ててまでアマゾンを創業した理由を思い出した。
「regret minimization framework (後悔最小化フレームワーク)」(ジェフ・ペゾス)
 
死ぬときに後悔することが最大のリスクなので、
後悔しない選択をすれば人生のリスクは最小化できる。
というような考え方だ。

そして最後に、錬金術師はこう言って、少年と別れる。

何をしていようとも、この地上のすべての人は、世界の歴史の中で中心的な役割を演じている。
そして、普通はそれを知らないのだ。

そう、あなたも私も、世界の歴史の中心なのだ。

PS.
タレブの『ブラック・スワン』の最後のセリフを思い出した。
「忘れないでくれ、あなた自身が黒い白鳥なのだ」

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