8月6日「原爆の日」を題材にした漫画3選
8月です。
広島に原爆が落ちて、今年で70年になります。
今日はあの日を題材にした漫画をご紹介します。
まず、原爆といえば、
はだしのゲン
名作中の名作ですね。
私の通ってた小学校では教室の本棚に置いてました。
原爆投下前の、戦争に批判的なゲンの父親が周りから非国民呼ばわりされるところに、自分の意見を突き通すことの困難さ、大切さを、教えてもらいました。
そして、あの日を迎えます。
目を背けたくなるような凄まじい描写、悲惨なシーンに、言葉を失います。
小学生のころ初めて読んだとき、子供心にグサッと突き刺さりました。
数年前、子供の心にトラウマになるといって有害図書に指定をした自治体がいましたが、
ふざけるな
って思います。
逆に、小学生の教科書にすべきだと思います。
次に、
原爆に遭った少女の話
広島といえば、路面電車です。
驚くべきことに、原爆が落ちたわずか3日後に、路面電車は再開したそうです。
それも多くの少女たちの力によって。。。
戦争中は男手が不足していたので、広島の路面電車では、運転手や車掌など多くの少女が働いていました。
これは、作者の祖母の実体験を漫画化したものです。
普通の等身大の少女の話に、原爆を自らのことのように感じられると思います。
最後に、
夕凪の街 桜の国
原爆投下から数年後、そして現代を舞台としたある家族のお話です。
原爆の直接的な描写はありませんが、何年、何十年たっても、原爆によって人生を狂わされた人たちがいて、それは現代の我々も無関係ではありません。
第1部でささやかな幸せをつかんだ主人公が亡くなるまでの描写は辛いですが、その物語は第2部で希望に変わります。
決して原爆を風化させてはいけない。世代から世代へ伝えていかなければならない。かといって過去の亡霊にしがみついてはいけない。
そんな、未来へ続く希望のお話です。
原爆の描写をまったくせずとも、原爆の悲惨さを現代の人間に伝えることができる。こんな描き方があるんだと、作者の力量に唸りました。
2007年には映画化もされてます。
原爆の話というと、暗く悲惨な話になるので、なるべくなら避けたいかもしれませんが、唯一の被曝国の日本人として、決して避けてはいけないことです。
こんなときに、漫画はとても素晴らしい伝達手段です。
漫画なら、老若男女 誰にでもわかりやすく伝えることできるからです。
それに今はKindleがあるので、本屋に行かずとも、その場ですぐにダウンロードして読むことができます。
8月6日が来る前に、ぜひ、これらの漫画を読んでみてください。
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