ホビット 思いがけない冒険
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映画感想文
ファンタジー映画は世の中にゴマンとあるけれど、
未だに「ロード・オブ・ザ・リング」を超える映画はないと思います。
邪悪な指輪を巡り、人間の果てしない欲望の恐ろしさ、人間の弱さ、業の深さを暴き、ファンタジー映画なのですが、ダークネス、絶望感が覆う世界観に、鑑賞中は恐怖を感じたほどの映画でした。
と同時に、少年ジャンプのように、友情、勝利、勇気の素晴らしさを教えてくれました。
その「ロード・オブ・ザ・リング」の前日譚といえる「ホビット」シリーズの第1弾「ホビット 思いがけない冒険」を観ました。
前シリーズと同様、
美しい画像、迫力ある戦闘シーン、リアルなCGのスゴさは健在で、
物語の世界へグイグイ引き込まれます。
ただ、前シリーズが革命的であっただけに、前シリーズを初めて観たときのような驚きは無かったです。
それに、前シリーズは、たくさんの個性的なキャラが登場し、それぞれが生き生きとスクリーンを躍動していましたが、本作はキャラが弱いなと感じました。
おっと、スターウォーズファンがエピソード1を初めて見た時のように、どうしても前シリーズと比べてしまうのは、しょうがないですね。
最後に、私の心に響いたところを1つ。
突然、生きて帰れる保証の無い危険な旅に出ようと言われ、主人公は悩みます。
(これも、よく考えたらめちゃくちゃな話ですが)
魔法使いは言います。(このとおりの台詞ではないですけど)
「君にとって、家とか普通の暮らし、食器とか調度品が、一番大切なものなのか」
「昔の君は、冒険心にあふれてたではないか」
「本を読むだけではは分からないそれ以上のものが世界にはたくさんある」
「生きて帰る保証はないけど、帰れば必ず君は変わる」
この世界には、まだまだ分からないこと、知らないことがいっぱいあるに違いない。
だから、チャンスがあれば、リスクをとって、冒険の旅に出るべきだ。
世界を見ずに、人生を終わりにするのはあまりにももったいない。
死ぬ間際になって、あのとき冒険しとけばよかったなんて、言いたくない。
てなことを感じました。
さあ、冒険の旅に出よう。
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