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ハゲタカ

公開日: : 最終更新日:2016/03/20 映画感想文

小説、ドラマは見てませんが、
友人から「金融マンなら必ず見るべし!」と言われたので観に行きました。
中国の政府系ファンドが日本の自動車メーカーの買収を画策。
それを阻止するホワイトナイト。
っていう話なんですが、
経済のことに疎くても ついていける痛快娯楽作品であると同時に、
プロの鑑賞にも耐えられるのではないかと思うほどの完成度です。
それに、派遣労働者の実態をからめることで、話に厚みをもたせ、
現代日本を多角的にとらえた社会派作品でもある。
派遣労働者の若者と中国人ファンドマネージャーのやりとりは、
モノのように扱われ生きる希望をなくした若者に対して「目を開け」と訴える。
今まで、経済関係のドラマって、ウソっぽいのが多かったけど、
本作のようなことは、現実に起こってもおかしくないし、
(最近ではラオックスの件が記憶に新しい)
登場人物がみんな本職と思えるような雰囲気を醸し出しており、
(特に主人公と嶋田久作はまさに適役!)
映画の世界にすんなりと入っていけました。

なお、本作で気に入ったセリフ。
「Greed is Good の時代は終わった。」
「私はただのファンドマネージャーです。」
(社長に経営不振を批判した後、社長から「あなたなら、どうしたんですか?」と問われた時の回答)
「この世には2種類の人間がいる。
金が無くて不幸な人間。 そして、金があって不幸な人間。
金は人間を不幸にする。」

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