Free > Innovation 〜分解のすすめ第2回 「見て考えるべし 見てない人は妄想が多い」を見て
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最終更新日:2020/08/11
イノベーション FREE, Innovation 〜分解, 人, 妄想
2ヶ月も前の話になりますが、6月にこのオンラインセミナーを見た。
おそらく世界一多くのICT製品と半導体チップを分解していると言われる株式会社テカナリエ清水洋治代表のセミナー。
PCでメモを取ってたけど、さっきなぜか思い立って備忘録としてブログにも残すことにした。
私は普通のサラリーマンなので、分からないことばかりだったけど、世の中にはこんなに凄い人がいて、私なんか世の中をほとんど見えてないってことが分かっただけでも良かった。
世界一のスパコンよりもビットコインのマイニングセンターの方がトランジスタの数が多く、これがいつでもAIセンターになったら・・・とか、
カーナビの分解、アップル製品の分解のくだりとか、
分からないなりに、本物の空気に鳥肌がたった。
私のような半導体のことを分からない人も最後の20分、
ゴードンムーアの話からイノベーションに至るところは、イノベーション的なことに興味がある人には刺さるところなので、見てほしいと思う。
(YouTubeの 2:00:00から)
清水氏によれば、
ムーアの法則は、面積も価格も全ては無に向かうってことである。
つまり、
「全ては必ずゼロに向かう。だから価値(面積)を探せ」
価値を探すことを以外にやってはいけない。
例えば、インテル、クアルコム、NVIDIA、AMDのチップの面積はずっと一定で、新しい技術で機能(バリュー)を追加している。
一方で、日本はチップ面積をゼロにすることに向かってる。
日本人は、ゼロに向かうことに新しい技術を使う。
ここにバリューは生まれてない。
新しいチップは面積を70%減らしました。
そのせいで、工場の稼働率が悪くなって、経営が傾きました。
何やってるの??
電気、自動車、ありとあらゆるところでこういうことが起こってる。
私の周りには、いまだに、日本はものづくりの国だ。いつかは復活すると思ってる風の人が多い。いまだに中国を下に見てる人多い。
ただ、このセミナーのタイトル通り「見てない人の妄想」にすぎない。
清水氏は、分解を通じて、なぜ日本は負けたかを教えてくれる。
真実は分解しないと分からない。
分解して真実が見えている清水氏の話は、すごく響いてくる。
最後のスライドに大きく
Free > Innovation
とある。
自由にものを言えること、行動できること、好きな時に好きな場所に行けること、
それができないところに、イノベーションが起こるわけがない。
これも、本物の人が言うから響く。
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