初心者向けのデジタル講座にはenebulerとLINEがオススメ
今日のブログは、enebular Advent Calendar 2022の17日目の記事を兼ねます
新型コロナ感染症の世界的パンデミックにより、我が国のデジタル化の遅れが露呈し、DXへの意識が高まりました。
企業はDXを進めるにあたって、今までの延長線では無理だということ、外部から人を獲得するのも困難だと気づき、最近はリスキリングというBuzzワードとともに自社の社員をデジタル人材にする流れになっているようです。
ここからは完全に私の経験からくる個人的意見なのですが、デジタル人材育成は、座学や資格試験もいいですけど、実際にちょっとでいいので、手を動かすことが早道だと思います。
例えば、
ウェブマーケティングをするなら、まずはHTMLでホームページを作ってみる。
IoTをするなら、ラズパイにセンサーをつけてクラウドにデータを飛ばしてみる。
メタバースするなら、自分でメタバース作ってみる。
そして重要なのが、それをアウトプットすること。
SNSでつぶやく、友人に触ってもらうなどして、フィードバックを得ることです。
こうすることによって肌感覚で理解でき、解像度が高くなります。
しかしながら、これって別に難しいことではないのですが、実践する人はめちゃくちゃ少ないような気がします。
講座内容
では、具体的に何がいいかというと、私が実践したことを以下書きます。
初心者でも短時間で何か作ることができる講座を実施しました。
講座内容を考えるにあたり、私がまず重視したこと
・短時間 (1時間〜1樹間半)で作れる
・一般公開できる (これ重要)
次に、
・受講者のOSや環境に依存しない。
・新しくアプリケーションをインストールしない
・プログラミング不要 (またはローコード)
といった中で選んだのが、
enebular と LINEでした。
そして、enebular で LINEチャットボットを作ることにしました。
enebular、LINEとも、ウェブ上で開発できるので、講師としては受講生のOSの違いをさほど気にしなくていいです。
受講生としても、環境構築などの難しいことはしなくてよくて、アカウント登録をしたらいいだけです。
さすがにプログラミングなし(ノーコード)は難しいですが、Node-REDというビジュアルプログラミングツールを使うので、プログラミング言語を知らなくてもある程度できます。
そして、enebularは、本番環境へのデプロイが比較的容易であること、日本人の7割以上が利用しているLINEであることから、あとで家族・友人など身近な人に触ってもらうことができます。
(これ重要)
ということで、作成した講座がこちら。
このQiitaの記事をそのままZOOMで画面共有して説明していくという流れです。
受講生には事前にNode-REDで作成したフロー(プログラムのようなもの)のファイルを渡し、講座本番ではそれをアップロードしてもらって、コード部分はAPIキーを入力するだけにし、私がソースコードについて口頭で説明しました。
これで、本当にエンジニアでもない普通の人たちが、わずか1時間でLINEボットを作ることができました。
社内から社外へ
この講座のリハーサルを日本最大級のIoTコミュニティIoTLTの「のびすけさん」に観てもらったことから、その後、enebularのコミュニティでの初心者向けのenebular講座を2回実施することになりました。
2022年6月16日
初心者向け:普通のサラリーマンによる「LINEチャットボットを作る!」enebularハンズオン
https://enebular.connpass.com/event/241931/
2022年9月15日
初心者向け:普通のサラリーマンによる「LINEチャットボットを作る!」enebularハンズオン
https://enebular.connpass.com/event/258453/
講座内容:
先ほどの社内向けから実行環境のデプロイを追加しました。
アーカイブ動画 (9月15日の講座)
他にも、Code for 岐阜さんで私のQiita記事を使ったハンズオンを開催されました。
https://www.facebook.com/events/774023113605383/
自分の手を動かしてアウトプットをすると、いろいろと世界が広がります。
ということで、
デジタル人材育成講座の1つとして、enebular と LINE でチャットボットを作ることをオススメします。
PS.
このブログを書いているちょうど今日、我が国最大級の開発者コンテスト「ヒーローズリーグ」の表彰式がありました。
9月に福岡で開催された「認知症フレンドリーハッカソン」で参加したチームのプロダクト『みんなで備える互助アプリ「なかまのなかま」』が、まさにenebularとLINEの賞を受賞しました。
enebularとLINEはハッカソンにもオススメです。
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