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女性だけ、新しい種へ。

公開日: : 新聞・雑誌等

「女性誌不況」どこ吹く風 宝島社余裕の「新聞全面広告」
http://www.j-cast.com/2009/09/25050241.html
シルバーウィーク開けの24日の宝島社の全国紙全面見開き広告にはビックリしました。
(日経新聞、朝日新聞、読売新聞、毎日新聞、日刊ゲンダイ)
「働きマン」の安野モヨコさんのイラストがドバーン!とあって、
その横に、「女性だけ、新しい種へ。」というメッセージ。
まさに時代の空気をとらえたイメージ広告。
男性目線での「女性の時代の到来」というのとはまったく別物だ。
広告はこちら
http://tkj.jp/koukoku/2009/index.html
この広告のメッセージを一部抜粋。

彼女たちのファッションは、もう男性を意識しない。
彼女たちは、もう男性を見ない。もう、自分を含めた女性しか見ない。
彼女たちのファッションは、もう欧米などには憧れない。
彼女たちはもう、「年齢を捨てなさい」などという言葉を持っていない。
このままいくと、女性と男性は、どんどん別の「種」に分かれていくのではないか。
彼女たちは新しい種として、これからますます闊歩し、飛躍し、謳歌していく。
さてもう片方の種は、果たしてどこに行くのだろうか。
それとも、指をくわえたまま、どこにも行かないのだろうか。

女性は男性とは違う種というテーマは、湯山 玲子さんの「女装する女」でも描かれており、
旧来型の女性像でマーケティングをしたら絶対失敗する。
昨今、ダイバーシティ、女性活用などと声高叫ばれていますが、
どこか違和感を感じるのは、男主体で上から目線で叫んでいるからか。

さて、この広告ですが、
特定の商品を宣伝しているわけではないので、売り上げへの直接効果は期待できない。
にもかかわらず、ここまでのできるのは、宝島の女性誌は絶好調だからとのこと。
かつて隆盛を誇った「CanCam」「JJ」ですら発行部数はいずれも前年比24%減。
宝島社の女性誌「スウィート」「インレッド」「スプリング」の発行部数は現在それぞれ前年比60%増。
いずれも若者に人気のストリートファッション系で、広告主ではなく読者のニーズを的確にとらえた内容らしい。
出所:
「CanCam」「JJ」が凋落 女性誌売れなくなった理由 
http://www.j-cast.com/2009/05/30042033.html
ネットの世界のWeb2.0にもみられるように、
メディアが流行・情報を作る時代は終焉し、、
個々人が流行・情報の発信源になっていく時代なのでしょうね。

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