映画『関心領域』を観て
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映画感想文
第二次大戦時にナチスのアウシュビッツ収容所のすぐ隣に住む家族の日常を淡々と描いた「関心領域」を観た。

収容所の中の描写は全くない.
恒常的に聞こえてくるボイラーなのか機械なのか稼働する重低音、
時折かすかに聞こえる銃声、
悲鳴、
何かを焼き続ける煙、
蒸気機関車の煙。
そんな異常な状況なのに一家は普通に暮らしてる。
すぐ隣でユダヤ人が虐殺されてることは日常で、彼らには家庭菜園、庭の手入れ、家族の転勤の方が大事なこと。
観客の私も最初は不快だったがいつの間にか収容所から聞こえてくる音に慣れる。
慣れは恐ろしい。
と、他人事のように書いてるけど、
私も自分の関心領域外のことは存在しないようなものなので、
この家族のことを批判はできない。
凄惨な描写がなくても人間の残酷さを感じさせ、
観る者自身にも無関心から来る非人間性があることを自覚させる。
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