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絶滅危惧種になる前に

公開日: : 新聞・雑誌等

日経ヴェリタスで最近連載開始の「不思議の国探検」というコラムが面白い。
「ゴミ投資家」シリーズで有名な橘玲さんが、
ガラパゴス化した日本の金融サービスを探検するというコーナーです。
早速、2009.10.18のコラムを要約しますね。

・海外のカードは日本でまったく使えない。とても異常なことだ。
・チベットでもボルネオでも銀行に行けば世界中のカードで現金を引き出せるのに、
 超ハイテク都市東京では現金を出せない。
・なぜなら、日本の金融機関だけが、
 世界使用のATMのネットワーク規格(VISA系のPLUS、Master系のCirrus)に対応せず、独自仕様だから。
・同じく、日本のカードも海外で使えない。
・海外でATMを使う人なんてほとんどいないから、面倒くさいだけだ。という「内向き志向」で、
 日本の金融機関(というか日本の社会全体)は、規格やルールを決めている。
・まるでガラパゴス島で独自の進化をとげているよう。
 それでは、絶滅危惧種として国家の保護を受けながら生きていくしかない。
・日本の金融マン・ウーマンは、おそらく世界でもっとも優秀で勤勉だ。
 それなのに旧態依然の制度に縛られて、顧客は不便で割高なサービスを強いられている。
 これはとても不幸なことだ。

ケータイや家電業界が、「ガラパゴス化」っていうのはよく聞いてましたが、
金融機関も「ガラパゴス化」しているんですね。
我が国の中に閉じこもっていたら、分からないことですね。

PS.
橘玲さんの著書は
「黄金の扉を開ける賢者の海外投資術」を読んだことがあります。
常人では思いもつかない大胆な発想の資産運用の方法を提案しており、とても面白いですよ。
また別の機会にこのブログで紹介しますね。

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